前回、【面接対策】面接担当者から見た「失敗談」と題して、失敗談を聞く事(話すこと)のメリットをご紹介しました。
人の事ばっかり言って、自分の失敗を云々しないのはフェアじゃないので、
私の失敗談も共有しようと思います。
たくさんたくさん失敗してきましたが、
なかでも影響が大きかったなと思う例を、
- 時期
- 理由
- 今だったらどうするか
の3点から振り返ってみたいと思います。
前回の記事と違って面接用の内容ではないので、あくまで参考にどうぞ汗
金融機関速攻退職
いつ?
大学を卒業後、地元の金融機関に勤めました。
地元でも有名な会社で、親せきからも大変喜ばれました。
特別優秀な学生でもなかった私が、金融機関に!
「これで人生安泰だわー」
と、おそ〇さんシーズン2じゃありませんが、小躍り&ナメた新入社員だったと思います。
そして2年で辞めました。
なぜすぐに辞めた?
あわなかった。
これに尽きます。
そもそも志望動機がゆるすぎた(教授に受けろと言われたことと、有名だったから)上に、
当時はちょうどコンプライアンスや本人確認などが騒がれだした頃。
ただでさえ厳しい金融機関の書式や印鑑や確認などに、
フワついた学生気分の22歳が順応できるわけもなく。
生意気にも仕事の内容に口出しまでし、
上司とも上手くコミュニケーションができず(飲み会断ったり、明らかに不快そうにしたり)…
当時はどうあれ、今思い返せばトンデモナイ新入社員です。
タイムマシンで戻ってぶん殴ってあげたいです。
どうすればよかった?
もはや10数年前の話なので、ここで辞めていなかったら今の私は存在しないと思います。
なので後悔は全然していないのですが、やっぱり無責任かつ無自覚だったなと思います。
悪く言えばガキ過ぎる…
今でも金融機関のお堅い仕事は合わないと思いますので、入社前にしっかりと自分を見つめなおして、しっかり志望動機をもって面接受けろよバカヤローと言ってやりたいです。
クライアントに訴えるぞと言われた20代
いつ?
金融機関を辞した後、20代中盤の私は一応自分と向き合い、今一度「何がやりたいのか」を考えておりました。
その結果「何かを生み出したい」という結論に至り、しかし文系だった私は製造とかデザイン方面からはお呼びがかかる訳もなく。
「文章=紙媒体なら活路が見いだせるかも」と、出版業界に足を踏み入れます。
入った先が結局中小の広告代理店だったので、文章は書けましたが広告枠の営業に東奔西走することに…
運のいい事に、何件か広告契約をいただき、記事も書かせてもらえるようになって1年ほど経った頃、社長から東京配属を命じられます。
そして関東での営業で恐ろしい事件が起こります。
経営者にガチで「訴えるぞ」と言われる
いつもどおりテレアポで経営者直撃スタイルの営業を行い、
無事に契約を取って帰社途中、電話が鳴ります。
「この契約は詐欺だ。訴えるぞ。」
頭が真っ白、というか、混乱して怖くて眩暈がしました。
あの時の恐怖は今も忘れません。
なんと言っても普通の広告企画を、普通に説明して、普通に契約をいただいたのですから。
とはいえまだまだ社会に出たばっかりの若輩営業マンです。
歴戦の戦士である企業経営者に勝てる訳もありません。
ものすごーーーーーーく長く感じる一瞬のうちに、
「いや、謝ってはだめだ。しっかりこちらの言い分も伝えなければ」
と踏みとどまれたのは、寝不足ながらもしっかりとご飯を食べていたからだと思います。
「契約内容に関しては書面・口頭にて説明させていただいております。金額に関してご納得いただけないのであれば、別のご提案をさせて頂きますが、法的手続きを取られる、というのであればこちらも考えさせていただきます。」
(自分の中では)毅然と主張できたのは、奇跡だったと思います。
どうすればよかった?
契約にまつわるトラブルなので、先方の勘違いとかは結構あるあるなのかもしれません。
今思えば上司とか先輩とか、こっちの社長とか頼ればよかったなーとか、
契約書に印鑑とかもらえばよかったかなー(会社の方針で契約書は頂かないことになっていた)とか。
ですが多くの若手営業マンは経営者にこんなこと言われたらビビると思いますよ…
無目的に大学に入ってしまった
いつ?
4年制大学に入れば、人生余裕とか思っていました。
みなさんも結構そんな感じじゃないですか?
違う方がいれば、本当に尊敬します。
就活でも自分のやりたいことや大切にしたいことをないがしろにしていた私は、
志望する大学も大した理由を考えずに決めていました。
結果幸運にも入学し、それなりに楽しい大学生活を送ることができました。
ですが、振り返るとトンデモナイ時間を無駄にしたのでは?と思う事もあります。
まじで時間がもったいない
4年。
1,460日。
35,040時間。
この時間を目的をもって過ごすのと、無為に過ごすとでは、確実にその後の人生に大きな差が生まれます。
私はバイト、飲み会、遊びに多くを費やし、勉学や将来に向けた学びにはほとんど時間を割きませんでした。
時間のありがたみが分かるようになって、ひどく後悔しております。
もちろん完璧に無駄だったとは全然思いません。
思い出=プライスレス。
バイク仲間とのツーリングやひとりで九州を一周した思い出、バイト仲間との飲み会・ウイイレ大会など、その時でしか味わえない大切な時間でもあったのでどうこうしようとは思いません。
どうすればよかった?
どうしようもない事なので、受け入れてはいます。
なので、これを読んだ大学進学前の若人やそういったお子さんがいる方には、ぜひしっかりと(漠然でもいいから)目的をもって進路を考えてください!と言いたい!
マジでもったいないから!
後悔先に立たずですが、この本ともっと早く出会っていれば人生が変わったかもしれない。
今必死こいて考えてます。
中田さんの動画は、もっと簡単にかみ砕いて解説されているので、そちらもおすすめです。
結論
失敗は人生につきものです。
失敗のない人はいません。
イーロンマスクも孫正義も安倍首相もリンカーンもアインシュタインも皆失敗してます。
いるとすればその人は人間じゃないと思います。イヤマジデ。
失敗を恐れるのではなく、失敗を受け入れて、次にどうするか考える。
これが一番大切だなと、記事を書いていて再認識しました。
ご清聴ありがとうございました。
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