ここ数年、自分にとって最高のミキサーを探す旅に出て帰ってこれない状態が続いている。

だれか正解を教えて…
予算が潤沢にあれば、TascamのModel12とか16とかを買うのですが、私たちは予算が限られている。
そこでヤフオクを探すわけですが、最近目に留まるミキサーに「ALLEN&HEATH」なるものがある。
Mackie風の質実剛健味を感じるが、果たしてこやつは何者で、私の運命の相手なんだろうか?
アレンアンドヒース
「アレンアンドヒース」と読むらしい。
ALLEN & HEATH 社は英国に本社を置くミキシングコンソール・メーカーで、DiGiCo やCALREC、KLANG:technologies と同じAudiotonix グループのひとつです。
https://www.hibino-intersound.co.jp/allen-heath/6454.htmlより引用
イギリスのメーカーで、主にミキシングコンソールを作っているようだ。
Pink FloydやTheWhoなどのバンドのためにミキシングコンソールを手作りしていたとかも書いてあった。すごい。
Mackieがアメリカだから、これを「似ている」と断ずると各方面からおしかりを受けそうなので調べておいてよかった。
ZED-10とは
ミキサーではあることは、そのヴィジュアルから明らかである。
では凡百のミキサーと何が違うのか?
10chアナログミキサー
デジタルではない。これも良い。まぁ今どきはデジタルの方がはるかに便利なのだろうが、どうもアナログに魅力を感じる。
オーディオインターフェース機能搭載
これはありがたい。別途オーディオインターフェースを用意しなくて良いので、スタジオなどで荷物が減るのはありがたいだろう。(私はスタジオに行くことはないが、モノは減らしたい)
Hi-Z、EQ、AUX搭載
モノラルに3バンド、ステレオに2バンド搭載。これもまぁあってもらわないと困る。
AUXを2系統。これはありがたい。同価格帯だと、搭載無しか1系統がほとんどのように感じるので。
Hi-Zは、うちはあまりギターつながないけど、ないと困るから良し。
出力豊富
XLRステレオアウトに加えて、ヘッドホン、スピーカー、USBなど、出力を使い分けられるモニターセクション搭載。複数人で使用する際にはありがたい機能ですし、PCと別系統で録音する時にも出力が多いのは便利なはず。
心配な点
良い点だけ見れば、「これでいいじゃん!」と思いそうだが、ちょっと立ち止まって微妙そうな点にも目を向けてみる。
USBの規格が1.1
これはちょっと時代遅れではなかろうか?せめて2.0じゃないとなんか不安。
このミキサーの出力だと1.1でも十分なんやろか?
サンプリング周波数は最大で48kHz
まぁ最近のハイファイな機器を見慣れるとちょっと心許ないか?
010コーヒー的にはローファイはウェルカムなので気にならず。
10chだけど…
冒頭10chとさらっと書いたが、その内訳は以下の通り。
- モノラル4系統
- ステレオ2系統
- ステレオインプット(?)2系統
最後のステレオインプットというのが、標準ジャックとRCAジャックで、写真を見るに、どうもステレオ1に標準ジャックとRCA端子が割り振られている様子。
「10ch全部モノラルで!!」とかの使用は、一工夫要りそうではある。
結論:ちょっと違うかも
もちろんこの価格(中古で2万くらい?)であれば、素晴らしい性能を持っていると断言できる。
オーディオインターフェース機能も兼ね備えているのであれば、金欠DTM初心者は単一機能のインターフェースよりもこちらを先に買っても良いのかもしれない。
でも私はすでに8chのモノラルミキサーとオーディオインターフェースを持っている。
上記の機能だけでは、2万円は使えないというのが今回の結論になりそうだ。
ただなぁ…King Gnuさんのスタジオには置いてあるんだよなぁ…
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