自作マイクを作りたいが、どうやら生半可な知識では先が思いやられる世界のようなので、勉強しておく。
環境音やフィールドレコーディングが好きで、いくつか録音・録画して動画にして投稿している。
また、フィールドレコーディング入門という書籍も、長期の外出の際はカバンに必ず入れている。

非常に多角的な視点で書かれており、資料としての価値はもちろん、クリエイターとしての姿勢も大変学びのある一冊でマジおすすめ。
録音し始めたのはTascamのレコーダー(DR-05)を中古で見つけたことが始まり。
もともと川のせせらぎや雨の音などの環境音が好きだったので、自分で録音してみたいとは常々思っていたのだ。
レコーダー内蔵マイクでも良いのだが、できればマイクも持ち出して録りたい。
しかし、そこそこ値段がするので、自分でもできないかと企んでいる。
現状の機材
現状はこういった機材で録音・録画している。
- 【レコーダー】H4essential (ZOOM)
- 【レコーダー】DR-05(Tascam)
- 【モニターイヤホン】IE 100 PRO (Sennheiser)
- 【カメラ】DJI action 2(DJI)
「音割れしない」という32bit-floatに惚れて先日H4essentialを導入した。
主にH4essentialとDJI action 2 を、同じハンドルに固定して映像と音を同時に撮る方法を採っている。
DR-05は手放すつもりだったが、内蔵マイクの指向性が無指向性と指向性で特徴が全然違ったため、手元に残すことにした。
なぜマイクがいるのか?
H4essentialはコンボジャックが2系統あり、ファンタム電源も利用できる。
装備は増えてしまうが、これを使えばマイクを2本追加できる。
やろうと思えばステレオ2系統を同時に録音できるので、それを試してみたいから。
流れる水の音と、周りの環境の音とか同時に録れて、あとで個別にいじれるのは楽しそう。
なぜ自作なのか?
良いマイクは高い!
これに尽きるが、少し調べると「マイクは自作すれば高性能なものが安価に手に入る」と仰る先達たちがいらっしゃることも大きい。
見るほど職人芸・専門的な知識が必要そうな世界ではあるが、知ってみたい世界。
幸い電子工作はすこーーーーし齧っているので、道具は手元にある。
いきなりハイエンドなものは難しそう(ノイズとか、位相とか、それはもうチンプンカンプン)だが、簡単な所からチャレンジしてみたい。
あとは単純に作るのが好きだから。
最低限必要なパーツリスト
怠慢してAIに必要な部品をリストアップしてもらった。

それぐらい自分で調べんかい!
とは言わずに、優しく教えてくれるGork先輩感謝。
- エレクトレットコンデンサーカプセル
- 抵抗
- コンデンサ
- 3.5mmプラグ
- ケーブル
- ハウジング
以上だそうだ。なんか足りない気もするが、一つずつ見てみよう。
エレクトレットコンデンサーカプセル
聞いたことがあるようなないような…
と思って調べてびっくり。なんとコンデンサマイクだが外部電源が要らないらしい。
電源の事を考えなくて良いのであれば、配線が少しは楽になりそう。
Grok曰く、

環境音を録音するので、感度が高くノイズが少ないもの。例えば、直径6mm〜10mmのカプセル(Panasonic WM-61Aの類似品やPUI Audio AOM-5024L-HD-Rなど)がよいかと。
MEMSマイクロフォン:ちょっと調べると、「MEMSマイクロフォン」なるものがあり、こちらも電源を必要としないらしい。さらにかなり小型で、アンプなども内蔵されているので、省スペース化が図れるらしい。これでいいじゃん?

秋月電子でも売ってた。200~500円くらいといったところか。
抵抗(要勉強)

バイアス抵抗として1kΩ〜10kΩを使用。WM-61Aなら2.2kΩが一般的です。1/4Wの金属皮膜抵抗を選んでください。
抵抗は知ってる。けどそれの果たす役割が分かってないんだ、俺は。
バイアス抵抗:回路の安定な動作を確保するために、トランジスタやオペアンプなどに印加する直流電圧や電流を生成する抵抗のことです。主に、トランジスタの動作ポイントを定める、オペアンプの入力バイアス電流を抑制する、などの役割を担います。バイアス抵抗は、その用途によって適切な抵抗値を選択する必要があります。例えば、オペアンプのバイアス抵抗は、オペアンプの入力バイアス電流特性に合わせて選択する必要があります。

この「プリアンプのバイアス抵抗」ってのが毎回わけわからなくなるのよ…
正直なるほどわからんので、ここはもう少し勉強が要りそうだ。
コンデンサ

DCブロッキング用に1μF〜10μFの電解コンデンサまたはセラミックコンデンサ。音質重視ならフィルムコンデンサも良いです。耐圧は16V以上でOK。

で、DCブロッキング…DC=直流なのは分かるが…
DCブロック:名前の通り、直流をブロックすること。コンデンサが交流は通すが、直流は通さない特性を活かした配置。マイクロフォンや周辺回路に流れる直流(DC)成分を遮断し、後段のアンプへの不要な流入を防ぐ。これにより、回路の誤動作や破損を防ぐ。
3.5mmプラグ

ステレオまたはモノラルタイプ。録音機(例えばH4essential)がステレオ入力なら、ステレオプラグが便利です。はんだ付け用を選びます。
これはさすがに分かった。安心。
でもせっかくフォーン端子でも刺せるんだから、3.5mmじゃなくて6.3mmでも良いよね?
はんだ付け大変だし…
ケーブル

シールドされたオーディオケーブル(2芯シールドが理想)。長さは1m〜3m程度で使用環境に合わせて。屋外使用なら耐久性のあるものが良いです。
これも分かる。けど、安心できない。
なぜならケーブルは沼だからだ。
長さも重要で、一体どれくらいの長さがジャストなのだ。
しかも下手なケーブルにすると、ノイズがやばそうだ。
慎重に選びたい。
ハウジング

カプセル保護用に、ペンキャップやアルミパイプなどの小型ケース。風防としてスポンジやフェイクファーを付けると効果的です。
これも簡単そうで、油断できない。
ノイズを拾われると取り扱いが微妙になる。
素材も形状も重要そうだ。
工具
- はんだごてとはんだ
- ワイヤーストリッパー
- ニッパー
- マルチメーター

ワイヤストリッパーだけ持ってないな。
終わり
とりあえずはここまで。
パーツの段階で理解できていないことが多いので、もう少し勉強してから取り組むことにする。
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