21年から、オーディオインターフェースとしてUR22Cを使っており、今も活躍してくれています。
この記事はいまだに良く読んでいただいてますね。
UR22CはDTMer界隈では今でも良く見かける機種で、010的にはひとつのスタンダードと言っても良いのでは、と感じている機種です。
当ブログでも「UR22C 音質」みたいな感じで検索してきている方が多いようなので、少し掘り下げて記事を書くことにいたしました。
今回はUR22Cを適切に使う方法とおすすめのセッティングについて書きます。
参考になれば、これ幸い。
音質改善のための簡単なテクニック
ドライバの更新やUSBの接続など準備を済ませ、適切な試聴環境で聞くことで、それはもうめくるめく世界が待っています。
PC本体のイヤホンジャックからiPhoneのイヤホンで聞いていた音とは別次元です。
ただ、せっかく有能なオーディオインターフェースを使うのですから、もう一歩音質を改善したいものです。
そのためのポイントを以下にご紹介。
入力レベルを調整
基本のキですが、入力レベルの調整は必須です。
UR22C前面にあるGAINノブを使って、入力音源のレベルを調整してください。
PEAKが点灯するとクリップが発生するので、しばらく音を鳴らしてみて、点灯するかしないかくらいのポイントを選んでください。
できるだけ大きく録音した方が良いですが、過度にレベルを上げると音割れしますので、とても大切なポイントです。
(マイク使用時)マイクの選び方と配置
音質を改善するために最も重要なのが、マイクの選び方です。
UR22Cはファンタム電源に対応しているので、コンデンサーマイクとの組み合わせが特におすすめです。
ちなみに010ワークスペースでは、現在Tascamの「TM-80」を使用しております。
コンデンサーマイクは、広い周波数帯域とクリアな音質を提供してくれるため、特に歌や楽器の録音に適しています。
また、マイクの配置も音質に大きな影響を与えます。
音源に対して適切な距離と角度でマイクを配置することが重要です。
例えば、歌の録音では、マイクを少し斜めに配置して、ポップノイズを避ける工夫をしましょう。
ノイズ対策
音質を改善するために、ノイズ対策も欠かせません。
UR22C自体は高い音質を誇りますが、周囲の環境から入る雑音やハム音には注意が必要です。
ノイズを減らすためには、以下の対策が有効です。
- ケーブルの選択: 賛否ありますが、やはり高品質なオーディオケーブルを使うと、ノイズを最小限に抑えられます。
- 環境音の遮断: 録音時は、静かな場所で行うことが重要です。部屋の音響を改善するために吸音材や防音パネルを使用するのも一つの方法です。
結論
UR22Cはシンプルなので録音設定は簡単ですが、そこに少しの工夫を足すことで音質を大きく改善することができます。
初心者でもできる音質改善のテクニックを取り入れ、周辺機器をうまく組み合わせることで、ワンランク上の、プロフェッショナルな録音環境を整えることが可能です。
これらの基本的なポイントを押さえて、あなたの音楽制作が快適なものになれば嬉しいです。
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