【レビュー】オーディオインターフェース「UR22C」を使って1年経ちました

DTM

導入の経緯

これまではDAWオンリー(&MIDIキーボード)でDTMをやってきました。

アコースティックな楽器を持っている訳でもなく、歌う訳でもなかったので、

特にオーディオインターフェースの必要がありませんでした。

ですが、ゲーム動画やラジオ動画の収録でもう少し高性能なマイクを使いたかったり

KORGのVolca Drumを買ったりと徐々に環境が変わってきたこともあり、

導入に至りました。

買ったのはこちら。

購入から1年。

ちょっと振り返ってみたいと思います。

性能諸元

接続方法USB Type-C
電源USBバスパワー
AD\DA32bit
最大サンプリングレート192kHz
入力ダイナミックレンジ102dB
入力数(ファンタム電源、Hi-Z1系統)2
出力数2
ヘッドホン出力1
MIDI入出力IN×1、OUT×1
重量1000g
寸法(w×h×d)159㎜×47㎜×159㎜

細かい性能は公式サイトに譲るとして、

特にポイントとなるのは

  • USBクラスコンプライアントであるため、iosでもUSBを繋げば認識してくれること
  • コンパクトな筐体。頑張ればリュックに入れて持ち運べる
  • DSPエフェクトが使える

といったところでしょうか。

良い点

まずは「導入してよかったー」と感じた点から。

音質爆アガリ

ヘッドホンで聴いた時の音質がやばい。

PCのヘッドホン端子信用できなくなるレベル。

導入前は、「え?音質?ヘッドホンで聴いてるからばっちりっしょ」とか本気で思っていましたが、

ダンチです。

ダンチで差があります。

言葉にするのが難しいのですが、

「これが解像度というものか…」とでも申しましょうか。

今まで聴こえなかったものが聴こえてる気分。

ぜひ体験していただきたいです。

YouTubeの音楽とかも全然違うYOマジデ!

出力の解像度が上がるので、ぜひヘッドホンもそれ相応のモノでお聴きください。

環境音とかも臨場感がすごいです。

様々な楽器が接続できるようになった。

マイク、ドラムマシン、ターンテーブル、スマホ音源などなど。

各種ケーブルと端子を用意すれば、あらゆるものが接続&PCに取り込むことができるようになりました。

特にVolca Drumコンデンサマイクが接続できるようになったのが大きかったです。

これまでソフトウェア一辺倒だった制作環境に、ハード音源が加わったことで、

作品に奥行きができた気がします。(気がするだけでもモチベーションアップには影響大なのです)

USBで給電できる

これも大きいです。

いちいちACアダプタ繋いだりせずとも、USB-Cを繋げばOK。

他のオーディオインターフェースだとこうはいかないようです。

こうした小さなモタモタでモチベーションやイマジネーションが萎むことは避けたい。

イマイチな点

つぎに「うーん」という点

私はオーディオインターフェースがこれが初めてなので、

比較してという訳ではないのであしからず。

入力が2つしかない

まぁこの価格帯でこれは贅沢というモノですが、6.3mmジャックがふたつしかありません。

つまりはステレオで入力する場合は1系統しか接続できずません。

複数の音源をPCに取り込みたい場合は、どうしてもミキサーが必要になります。

Volca Drumと PO-35 speakと iPadとを同時に繋いで、ジャムセッション録音だぜ!とかは、

ちょっとこれだけでは難しいですね。(ミキサー買え)

↑ 今狙っているミキサー。

USB Type-C端子必要

USBで給電できますが、それはUSB Type-C端子に繋いだ場合。

付属のケーブルはなぜかUSB Type-A to Cのものなので、

うちではわざわざType-AをCに変換するプラグをかまして使っています。

ちょっと不格好。CーCケーブル付けててくれたら…

おすすめオーディオインターフェースリスト

オーディオインターフェースはライバルが多く、

また複数必要なものでもないので、一見さんは何を買えばいいのか迷います。

私もそうでした。

最後に私が比較していたその他のインターフェースをご紹介。

AG03 (YAMAHA)

これは動画制作している時(4~5年前)から欲しいと思っていた機材。

オーディオインターフェース、というより、動画配信用の機材という印象。

初音ミクモデルなんてのもありましたね。

私はゲームの実況なども配信していたので、非常に魅力的だったのですが、

この時はDTM用途としての購入を考えていたので、

  • MIDI端子が無い
  • ヘッドセットは使わない
  • 価格

以上の理由から今回は見送りました。

配信用となら、これ一択だと思います。

KONPLETE AUDIO 2(native instruments)

MASCHINEシリーズや、KOMPLETE KONTROLなど、強力な音楽制作ツールを生み出している印象のnative instruments製のオーディオインターフェース。

外観がシンプルかつブラックな感じで、「あ、これ買おう」と最初に思ったのがこれでした。

価格もリーズナブル(1万円弱)だったことも後押しでした。

性能(ビットレートやサンプリングレート)は必要十分だったのですが、MIDIイン/アウトがついていなかったので、お見送り。

入出力端子の種類で「KOMPLETE AUDIO1」 「KOMPLETE AUDIO6」 があります。

個人的には1は出力がRCA端子なので却下。しかし価格は魅力的ですね。

6は入力出力共にちょっとオーバースペックなので却下。モニターアウトが2系統あるので、複数人で使用する環境では良いかもしれません。

ということで、おすすめは2です。

Rubix22(Roland)

ビジュアル的にUR22Cとかなり似てます。

インジケータのカッコよさに目が魅かれ、最後まで悩みました。

明暗を分けたのは、MIXのヴォリュームがあるかないか。

外部機材から入力しつつ、PCからの音もモニタリングしたかったので、UR22Cに軍配。

性能的には大きな違いはないので、見た目の好みで決めてOKだと思います。

カッコいいのは間違いない。

Apollo Twin X DUO(Universal Audio)

これだけ価格が一桁違って10万円台です。

が、性能が段違いです。

「UAD」というアナログ機材の名機をモデリングしたエフェクトが使える点が人気の理由の様です。

デジタルな環境に、アナログの質感を加えたい方々が使っている印象です。

私はもちろん予算オーバーでお見送りに…。

でもいつか体験してみたいです。

ここ数年、オーディオインターフェースの性能は格段に上がり、しかも価格帯は大きく下がってきている印象です。

性能はどれも必要十分。

数値上は似たり寄ったりですが、聴き比べてみると個性もあるようですので、

みなさんも、ぜひお気に入りの相棒を見つけてくださいませ。

よかったら使った感想など、Twitterなどにいただけたら幸いです。

コメント

  1. […] ※UR22Cについての記事はこちら。 […]

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