Arturia MicroFreakは買いなのか?

  • 2021.08.05
  • DTM
Arturia MicroFreakは買いなのか?

高性能で、リーズナブルなシンセがジワジワ増えてきた令和の昨今。

Arturiaの「MicroFreak」が脳裏に焼き付いて離れない日々を送っております。

こういう症状を抱えたまま日常を過ごすのは体に良くないので、

冷静に考えてみたいと思う。

Arturiaとは?

まず「Arturia」とはなんぞや?

名前は聞いたことがあるけど、よくわかっておりません。

ちゃんと調べよう。

フランスのメーカーで、ハードシンセ、ソフトシンセなどを開発する企業。創業は1999年で割合新しい企業である。同じくフランスにある高名な音響音楽研究所である「 IRCAM 」とも近い関係にあり、共同開発などを行っている。

https://www.g200kg.com/jp/docs/dic/arturia.html

もともとはソフトウェア専業だったらしいのですが、私の中ではDrumBruteとかのイメージでハード寄りの印象がありました。

TAE (True Analog Emulation) と呼ぶアナログ回路をシミュレートする技術に強いらしく、ハード機材&アナログフレーバーな印象ありました。

間違ってなかった。

MicroFreakとは?

他の何にも似ていないシンセサイザーMicroFreakは異彩を放ち、ミュージシャンの好奇心をかき立てる他とは違う楽器です。ウェーブテーブルやデジタル・オシレーターとアナログ・フィルターとの融合、ユニークなポリアフタータッチが可能なフラット・キーボード、制御可能なランダム性をシーケンスに採り入れることもできます。革命ではなく反乱、そんなシンセサイザーがMicroFreakです。

https://arturia.jp/products/item/microfreak/

今思い返せば、私が気になったきっかけはこれ。

このお兄さんのメガネとヒゲの具合とゴリゴリアナログエレクトロニックなサウンドが、私の脳にこびり付いていました。

佇まい

サウンドはもちろんなのですが、

やはりこの外観が一番の特徴だと思います。

フラット通り越して、公式で「変な見た目のキーボード」「スーパーフラット」と言っているのだから、

先方も狙ってやっているに違いありません。

ただ、外観に凝り過ぎると、プレイアビリティは減少して、「結局使いにくい」みたいな結果になりがちです。

ただ、このMicrFreakはどうもただ見た目が変なだけではないようです。

鍵盤

25ノート・プリント基板タイプ「キーボード」

鍵盤のように見える部分は、私たちが手元に置いている一般的な鍵盤とは異なります。

なんとプリント基板。

まぁクラシカルなシンセサイザーには「リボンコントローラー」なる似たような装置があるので、

古参の方にはむしろ懐かしいのかもしれません。

このプリント基板型の鍵盤は、「ポリアフタータッチ」に対応しているとの事。

「ポリ」は「ポリフォニック」。

アフタータッチとは、鍵盤を押さえた後に、さらに鍵盤を押し込むことで音に変化を加える機能です。

アフタータッチ自体は70年代からあるので、目新しい機能ではありませんが、

プリント基板でアフタータッチ対応となると珍しいです。

MicroFreakでは、基盤に触れる面積が変わることでこれを実現しているようです。

ちゃんとした鍵盤が付いていてもアフタータッチ対応していないキーボードもあるので、あった方がGOODですよね。

音源部

MicroFreakは「デジタルオシレーター」と「アナログフィルター」のハイブリッドだそう。

見た目の印象からなんとなーくモジュラーっぽい印象でしたが、

そこはさすがソフトシンセの老舗。デジタル色が強めのようです。

オシレーター

デジタルなオシレーター部は以下の4パラメータ。

  • type
  • wave
  • timbre
  • shape

タイプでおおまかな項目を選択しするのは共通しているようですが、

ほかの3つの項目はプリセットによって変化するパラメーターが異なるようで、筐体上部に設けられたLCDを見てくださいとマニュアルにも記載がありました。

印象としては、waveが波形の形を変え、timbreがあんまりシンセのパラメーターでは聞かない単語ですが、ここ回すとレゾナンスっぽい変化をしている?ように感じました。

shapeは分からなかった…

フィルター

MicroFreakのウリが「アナログフィルター搭載!」のようです。

筐体見る限りLPF、BPF、HPFに対してカットオフとレゾナンスが操作できるようです。

アナログと銘打つだけあって、変化がデジタルデジタルしておらず、まろやかかつハッキリと掛かっている印象ですね。

エンヴェロープセクション

通常のエンヴェロープの上部に、ノーマルなADSRではなく、何やら耳慣れない項目が並んでいます。

  • Rise/Shape
  • Fall/Shape
  • Hold/Sustain
  • Amount

アタックやディケイとかではなく、ライズやフォール…

その隣にはModeのボタンとEnv、Run、Loopの文字が。

察するにこんな感じ?

  • Env=通常のアンプ・エンヴェロープ
  • Run=分からない
  • Loop=キーを押したままだとこの設定を?

アルペジエーター/シーケンサー

一見しただけで、楽しそうな機能が並びます。

トウガラシのマークの「Spice」。

サイコロマークの「Dice」。

そのほか低音から高音へ、弾いた順番、ランダム、パターンのようなボタンと、タッチストリップのような部分も見受けられます。

楽しそう!

アサイナブル・モジュレーション・マトリクス

筐体左上に、これまた見慣れない項目があります。

5種類のモジュレーション・ソースと3種類のユーザー設定を含む7種類のデスティネーションをヴァーチャル的にパッチングできます。

https://arturia.jp/products/item/microfreak/

どうやらモジュレーションソース(LFOとか?)を、疑似的に各項目に割り振ることができるようです。

これはモジュラーシンセのようなことが出来るという事だと思うので、音作り沼への招待という感じがしますね…

入出力関係

CV/GATE

モジュラーとの連携も可能なCV/GATEの入出力端子がついています。

あ、いや出力かな?(マニュアル見たら出力でした。ですよね。)

CLOCKイン/アウト

外部シンセサイザーやモジュラーシステムを同期させたい場合に使うCLOCKインアウトも搭載。

やはり他のハード機材との連携が前提にデザインされていますね。

MIDIイン/アウト

3.5mmの端子ですが、付属のアダプターを使う事でMIDIメッセージのやり取りも当然可能。

USB端子/電源端子

音源がデジタルとのことで、消費電力が少なく、USB給電で駆動するようです。

結論

驚くべきことに、2019年発売にもかかわらず、2021年1月にも大型のアップデートが入ったとのこと。

太っ腹なことにオシレーターが追加されたり、本来ボコーダー搭載モデルでなければ使えなかったボコーダー機能も通常モデルで使えるようになったりしているようです。

ソフト音源では物足りなくなった私のようなDTMユーザーや、

ドラムマシンとのジャムセッションなどを気軽に行いたい方にはめちゃくちゃおすすめできる製品だと思います。

私は手元にKORGのVolcaDrumとteenage engineeringのポケットオペレーター「Speak」があるので、

こいつらと絡めてマシンライブやってみたいです。

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