※追記!21年11月!MK2が出たぞ!
界隈ではもう周知の事実ですが、早速販売が遅れたり、納品未定になっちゃってたりしていたSP404のMK2。
メルカリでもSP404 SXが大量出品が確認されたので、運の良い兄貴たちの手には徐々に行き渡っている模様。
「正当進化」という感じがして、非ユーザー&MPC推しの自分としても、ちょっと本気で欲しい。

「SP-404を通すと音が良くなる」

「エフェクトの効きやフィルターが良い。」
なぜか皆の口を揃えてそう語る。
私の好きな「ローファイ」界隈の方はほぼほぼの勢いでこのように宣う。
どうすごいのか、買う前に知ろうと思う。(いずれ買うための言い訳開始。)
※ちょっと一人よがりになってしまったかもしれません。あしからず。
SP404に音を通すと「良い感じ」になる
SP404だけでなく、MPCとかのハード機材を通すと、「音が良くなる」ということがDTM界隈では言われています。
DAWは「REASON」を長年使用し、ハード機材は2020年のVolcaDrumがほぼ初めてというソフトウェア畑のDTMerの自分としては、どうにも無視できない発言です。
愚考するに、「ソフトウェア=いかにアナログ感出そうとしても、所詮は完全デジタル」というデジタルが故の必然と、
「アナログ=どんなにデジタル寄りに振っても回路がアナログ故にそこはかとなく溢れてしまうアナログっぽさ」の違いが、
音楽している人間からすると大きな違いなのではと睨んでおります。
(逆に音楽してない方からするとおそらく大差ない)
実際のところどうなのでしょうか。
Rolandの公式FAQではこんな風に書かれていました。
したがって、接続する機器の出力レベルが SP-404 の最大入力レベルを超える場合、
http://faq-jp.roland.com/faq/show/81488?category_id=8866&site_domain=default
SP-404 内部での A/D 処理の前のアナログ回路で歪みが発生し、PEAK インジケーターが
点灯しなくても音が歪むことがあります。
やはりアナログ回路特有の「何か」が影響していると見て間違いないでしょう。
ビンテージとして名高いかの「SP1200」も、音質のレートが12bitであったこと(&サンプリングタイム稼ぐためのスピードサンプリング)が今日の地位を築き上げたと言えますので、やはり内部回路の問題が、こうした「音が良くなる」という噂の根源のように思います。
あとこうしたエフェクター的には「バッファー」なるものが組み込まれていることが多いようで、
これが良くも悪くも音質に影響するようです。こちらの方の記事に詳しく。
Filter + Drive
Low Pass Filter
ここ最近楽しませていただいている「Path City Rail music -PCR-」チャンネルさんより。
0:10あたりから始まりますリンクなので、まずお聴きください。
こういう感じでブチかますとカッコよいですね。
さらっとYouTubeで聴いていた時は、「あーはいはいローパスね。知ってる知ってる」と知ったかぶりをしておりました。
まぁ私は単なるローパスフィルターでも充分飯がいけるのですが、それだけじゃここまでの評価にはならないですね。
何がこの味わい深さを出しているのでしょうか。
Drive
単なるLPFではなく、そこにオーバードライブが掛かっているところがミソのようです。
オーバードライブ=言わずもがなギタリスト御用達のエフェクター。元の音に「歪み」を加えます。ディストーションよりもマイルドで丸みを帯びたイメージです。(非ギタリスト私の私見)
LPFにオーバードライブが加わると、どういう雰囲気になるのか、現在REASONにて検証中ですのでもう少々お待ちください。

早速試してみました。
カスタムカルチャー
確実に「SP-404はデコるべし」とでも言うべき不文律がそこにあります。
これはDTM界隈ならずとも、クリエイト畑では言われている事ですが、
「使いたくなる見た目、質感」
というのは確実にあります。Macブックはおそらくそれです(非ユーザー)。
つまりは愛着が沸く機材であれば、創造が捗るという寸法です。
これ、機能云々よりも「SP404は違う」と人間に言わしめている要因のような気もします。
MPCユーザーには「ghostinmpc」というスンゴイ職人さんとそれを支えるカルチャーもありますし、
「愛着」には物凄いパワーがあるのは確実です。
AIRAシリーズとの連動モデルも。
なんか10万近くするのですが、何かの間違いでは…
参考動画&サイト
・制作風景
ノブを変えるのはもはや必須なのでしょう。
MPC500と、ゲームボーイも使用されてますね。
・Roland SP-404SX review
ぼっちJapanese DTMerの強い味方「musicradar」でもレビューされてました。
価格的にはAkai MPC500がライバルのようです。
機能やUI的にはこちらに軍配があがるようですが、まぁ好きな方を選べってことでしょうね。