アンビエントな雰囲気を自動生成が可能な「EVOX Calypso」がエグい件(ウェーブテーブル編)

DTM
このGUIも好き。

ここのところ、アンビエント寄りの作品を作っております。

それについて色々と調べていると、「Metamusic Generative Tools (2MGT)」なる方々の情報にたどり着きました。

2MGTらの生み出す実験的なツールの数々は、こういったジャンル好きの方や動画制作者、映像クリエイターの方々にとって大変有用だと確信します。

ここではそのツールのうちのひとつ『EVOX Calypso』の威力について解説していきます。

010コーヒー
010コーヒー

まじで凄いんで、本当は「リンクから早速ダウンロードして使いたまえ!」と叫びたい所ではあります。

EVOX Calypsoとは

EVOX Calypso は、映画のようなアンビエント サウンドスケープ、サウンド構造、雰囲気のある空気のようなテクスチャーを作成するために設計された、実験的なサウンドのパフォーマンス指向の仮想楽器です。

https://www.kvraudio.com/product/evox-calypso-by-2mgt-metamusic-generative-toolsより引用

なぜか本家のサイトの文章は画像ファイル扱いなので、神たるGoogle翻訳機能が使いにくいので、頑張って日本語訳すると…

  • 従来型のシンセとは違うよ
  • 音を弄るのは内蔵型のモジュレーターとシーケンサーだよ
  • スタンドアローンですよ

後はアンビエントやサウンドスケープ、実験音楽の道具として使ってほしい事や、

使いこなすためにも、たくさんついているプリセットをしっかりと分析してね、的なことが書いてありました。

インストール方法などは他に譲るとして(ダウンロードして解凍だけで動きますが)、

実際に触ってみる、というか、再生ボタンを押すだけでその威力を存分に味わえると思います。

試しに1曲作ってみた

いかがでしょうか。

再生ボタンを押し、いくつかのノブを少し弄ったのみ。

それをAudacity(最近アップデートされましたね)に取り込み、いくつかのマスタリング系のエフェクターを通したのみです。

たったそれだけ。

もはや言葉はいらないでしょう。

こちらは公式。

各部解説

010コーヒー
010コーヒー

パッと見難解なのが欠点かも。

ここでは各部の機能を解説します。

このEVOX Calypso、目的は明確なのですが、かなり多機能でして、パッと見ただけではあんまり使い方が分かりません。直感的な操作とはいきませんので、ひとつずつ見ていきます。

色々調べましたが、解説をしているサイト・動画などを見つけきりませんでした。なので私の感覚で書いておりますので、参考程度になさってください。

超大まかに説明すると、左が「音」をコントロールする部分で、

右側が「トラック(曲長)」や「音量」をコントロールする部分という認識で良いと思います。

これだけでOK「ランダマイズボタン」

一番目立つ赤いボタンがあります。

これを押すと、色々な項目がランダマイズされます。EVOXの性能を楽しむにはこれだけ把握していればOKとも言えます。

このボタンは、「MOD MARTIX」や「ENV GENERATOR」なども含まれるので、各機能を把握しなくても、色々な要素が変更されて楽しいです。

PONさん
PONさん

ここまでで読むのを止めても全然OKです。Let’sダウンロード!

Wavetableセクション

5つのウェーブテーブルを選択し、2、3、4、5を使用してその音色を変更します。

5は1~8まで数値を選択出来て、変更すると音色が変わるのですが、何を変更しているのかわかりませんでした。

サウンドメイクエリア

Wavetableセクションで選んだ音色を、さらに細かく設定できます。

1のグレインサイズで、音色の粒感を変更できます。緑色の「GS-2」のところはどういう意味かは分かりませんでした。ですが、ノブの「Width」を0~10で変更すると、粒感が明確に変わります。0だとブツブツ切れた音、10だとちょっと長めの音が鳴ります。

2のシフトポジションも緑の「SP-6」のところはよく分かりませんでしたが、こちらはノブの効果も見えにくかったです。ただ、ここだけ赤い線が12時から左右どちらかに伸ばすことができ、こちらは明確に音が変化します。目一杯右へ伸ばすと、音が鮮明に、逆に左に伸ばすとノイジーな音になります。

3のマルチトーナリティーはまったく分かりませんでした。モード毎の違いも、デプスの変更も、音色に変化が無く、もしかすると他の項目と関連するのかもしれません。名前からすると「多調性」的な意味らしいので、音色の音数的な変更が加わるのかと思いましたが…

4は明確です。音の高さで、5のフリクエンシーでもう少し細かく変更が可能です。

MOD Matrixについて

鋭意制作中。。。

おすすめアンビエントシンセ

上記の自作曲でも使用したbastl instrumentsの「Kastle」は本当におススメです。このサイズでは信じられないくらいの太い音がします。それでいて電池3本で動きます。

それのドラムシンセ。

Volca Modularももちろん鉄板でおすすめできます。

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