FrederickSum2001です。
先日に引き続き、北欧産DAW「REASON」の記事です。
REASONの概要はこちらの記事をご覧ください。
ID8 概要
ID8インストゥルメントデバイスは優秀なサウンドを数多く内蔵したシンセモジュールで、完成されたアレンジの作成に最適です。内臓サウンドはREASONデバイスやReFillsから厳選されており、最高のオーディオクオリティを約束します。
マニュアルより引用
ID8 is the songwriter’s toolbox. The ID8 Instrument Device ships with a wide palette of sounds useful for building a steady foundation for your tracks, like pianos, drums, bass, strings and more.
公式HPより引用
以上はReason Essentials用の日本語マニュアルと公式サイトからの引用です。
日本語はさておき、英語の方でも若干遠回しのような気がしますが、要は
とりあえずのソングライティング用に最適な、シンプルなモジュールはこちら。
……ということでしょうか。
ID8には以下の9つのカテゴリーに分けられたサウンドが内蔵されております。
- Piano(ピアノ)
- Electric Piano(エレピ)
- Organ(オルガン)
- Guitar(ギター)
- Bass(ベース)
- Strings(ストリングス)
- Brass-Wind(管楽器)
- Synth(シンセ)
- Drums(ドラム)
それぞれに4つのプリセットがあるので、合計で36の音色が使えます。
Piano サウンドテスト
早速ピアノサウンドの4種類を使って、サウンドテスト用のトラックを作ってみましたので、お聴きください。
途中入ってくるドラムも、ID8を使っております。
※余談:過去の記事では「allihoopa.com」という音楽共有サイトを利用して視聴用音源を作っていたのですが、悲しいことに2019年1月をもってサービス終了してしまっております。非常に刺激的かつ有機的なサービスで、REASONでは作った曲をダイレクトにallihoopaで共有できたり、KORGのGadgetはアプリ自体でやり取りできたりと本格的に浸透していた矢先の事件。個人的にはかなり悔やまれる出来事でした……
実はこのallihoopaはPropellahead社から独立した組織で、上記の連携もそこが大きく影響していると思われます。軽く調べたら買収先を探しているようなので、有志の方々ぜひ……
話が逸れましたが、どう感じましたでしょうか。
今回はサウンドチェックが目的なので、特にエフェクトも何もいじらず、素のままで鳴らしております。
どの音色もクセが無く、素直なサウンドですね。
冒頭での引用にあるように、まずこの「ID8」で曲の基盤づくりを行うというのが、REASONを使う上での基本になるのでしょう。
まとめ
REASONそれ自体は、やはりその独特のユーザーインターフェースが好みを分けてしまっている部分が大きいと思います。
苦手な人からすると、
画面にひしめく無数のノブやフェーダー、波形e.t.c.e.t.c.は
眩暈がすることでしょう。(個人的にはこれがツボなのですが…)
そういった方々にまず触れていただきたいのが、
今回ご紹介した「ID8」インストゥルメントデバイスです。
まずはやはりシンプルなインターフェース。
※ちなみにモジュール左側の△ボタンを押せば、
この画像のように簡易版に置き換えられる。
とりあえず音色を決めて、とにかく弾いてイメージを膨らませたい!
そんな時はまずこの「ID8」をラックに設置してください。
あとはお手元のキーボードで演奏するのみです!
ちょっと長くなりそうなので、エレピ編は次回で!
written by FrederickSum2001
※こちらの記事は、2018年7月20日に「カゴシマニア ブログ」さんで書かせていただいた記事の加筆・修正版です。
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どちらかというと「ダーク」「マイナー」「サスペンス」的な雰囲気が得意です。
AudioStockにて販売しておりますので、ぜひ一度ご視聴ください。
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