フィールドレコーディング用のレコーダーとして、tascamのレコーダー「DR-05」をここ半年ほど愛用しております。
ただ、このレコーダーに限らず、フィールドレコーディングには必ず付いて回る問題があります。
それは…
風!
風の音がどうしても入ってしまうのです。
今回はその対策と検証結果を共有したいと思います。
風対策の基本「風防」
そのための風防が公式からも用意されています。
本当はコレが一番ベストです。
ただ、レビューを見ると価格が不安定だったり、在庫がなかったりのようです。
サードパーティ製で1000円くらいのものもありますので、まずは「買う」というのが当たり前の対策なのでしょうが…
…自作できそう…
なまじモノづくり齧っているとそうなりますね…
風防の自作
要は「ふさふさしたもので、マイクを覆えば風を防げる」という事(暴論)。
検索したところ、ハンディワイパーから自作している方がいらっしゃり、それが可能であれば数百円で風防が手に入ります。
ということで買ってきました。
ただ、そのままでは差込口が小さすぎる(指が1本入るくらい)ので、何かしらの工夫が要ります。
私のIQ53万の脳内CPUが弾き出した計算の末、「サイドに切り込みをいれ、そこに挿入」という結果になりました。
クイックルはさすがによくできており、縫合(溶着?)部分は結構頑丈で
ハサミで一発!…という訳にはいきませんでした。
縫合がほころび過ぎてガバガバになるのも嫌なので、デザインナイフで最小限の縫合だけ切り離した結果がこちら。
うんまぁ…初めてだし。
そこは代用品の限界でしょうな…
検証してみる
見た目はどうあれ、大切なのは性能です。
因果なもので、その日は外は無風状態。
手近にあった扇風機で検証してみました。
設定は以下のようにして録音。
録音形式 | wav |
量子化ビット数 | 24bit |
サンプリング周波数 | 96kHz |
その歴然たる差に唖然…
「風防あり」の方は、扇風機のモーター音まで聴こえます。
ヘッドホン推奨!
材料とか
クイックルワイパー ハンディ
サイズも色々あるのかもしれませんが、ちょっと「ピンクな風防」に抵抗があった私は黒に惹かれてこちらにしました。
こういうシートっぽい方が自作はしやすいかも…
デザインナイフ
NTのカッターナイフを幼少期から使いまくっていたから…という訳ではありませんが、
デザインナイフはエヌティーのものを長く使っています。
三脚
三脚はPEDCOの「Ultra Pod」を長く使っています。
私の使用しているものはもうあまり出回っていないようで、カタチが新しいものが販売されているようです。
マジックテープが付いていて、さらに軽量で便利です。
microSDカード
010COFFEEが狙っているレコーダー各種
DR-05のコンパクトさや使い勝手さから、すでに必要十分なのですが、
あわよくばもっと高性能のものを使いたい…
…ということで、狙っているレコーダーをメモ。もしおすすめあればコメントください。
XLR/TRS端子がついていると、手元のコンデンサマイクとか使えそうで可能性が広がりそう。
まぁ使いこなせるかはまた別問題ですけどね。
録音したそのほかの音源は、現在REASONでイコライジングしてBandcampで作品として公開予定です。
先にアートワークを公開しておりますので、気になる方はそちらをどうぞ。
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