皆さんは4月の大ニュース、「Soundwide設立記念プラグインパック」は入手されましたでしょうか。
私もイキオイ勇んで手に入れましたが、正直まだまだ全然使いこなせていません。
Bandcampデビューも果たしたことですし、今後より良い作品を作り上げる為に、ひとつずつ使い方をマスターしていきたいと思います。
Brainworx bx_masterdeskとは
High end analog mastering in-the-box, the easy way
https://www.plugin-alliance.com/en/products/bx_masterdesk.html
色々調べるに、「簡単で、早くて、高品質」という感じの様です。
ダウンロードページにも「信じられないかもしれませんが、bx_masterdeskは、高品質のマスターを1分以内に解き放つのに役立ちます。」と書かれています。
トラックに挿しこむだけで、プロのエンジニア顔負けの品質に!
…って、それはもちろん使い方をわきまえないと意味がないはずなので、ここではまず基本的なワークフローをおさらいし、使う前と後でどれくらいの効果があるのかを検証してみます。
結論から言って最高です。
使い方
「シンプルな3ステップのワークフローと明確で直感的な計測」と書いてあるのだから、3段階で完了なのでしょう。
マニュアルを見ると以下のようにあります。
- Turn up the Volume knob
- Set the Foundation for your master
- Adjust the Tone Stack
ほんとに3ステップ!
既存の曲だとすでにプロが手を加えているでしょうから、今回は私の作った曲「air vibration」のスケッチを使って検証してみます。
REASONのMASTER SECTIONに「bx_masterdesk」と毎度おなじみ「Signalizer」をインサート。
Bandcampアップ分は、各トラックで微調整して、マスターセクションはバイパスでしたので、聴き比べてみればその差が分かるはず。
この条件で検証します。
ボリュームノブ調整
とにもかくにもまずボリュームノブのようです。
「Dynamic Range」のインジケーターが8db~6db(緑色の部分)に収まるように調整します。
1ノブだけ、そして緑枠に入れるだけなので、ラクチンですね。
私の曲だと、今回の曲はアンビエント感ありありで、しかも静かな所と大きめな所の差が激しかったのですが、おおむね6db以下でしたので、今回はボリュームノブはMAXにしました。
「Foundation」ノブを調整
「Foundation」の意味があまり分かりませんでしたが、「基準になる値」とかそんな風に解釈しました。
ミニマムとMAXどちらも聴き比べてみましたが、MAXの方が音に厚みが出たように感じたので、こちらを採用。
Tone Stackを微調整
最後に「Tone」部分で微調整します。
画像の通りに調整。
全体に靄がかかったような感じを出したかったので、bassをMAX、他はミニマムに。
使用結果
以上の手順(のみ。他は一旦触らず)を終えた後に書き出したトラックがこちら。
そんでもってこちらが元々の素のトラック。
ちょっとビビりました。こんなに差が出るとは…
というか、これまで「マスタリング」という概念をおろそかにしていたなーと反省するレベル。
これから先は基本MASTER SECTIONにはこの「bx_masterdesk」を挿しこんでいこうと思います。
たったの3ステップであなたのトラックが化けますよ!
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