自作コンプレッサー・エフェクターができました

DTM

『ド素人の為のオリジナル・エフェクター製作』という本を参考に、自作のエフェクターを作りましたので、その記録として。

簡単なモノから始めれば良いモノを、

010コーヒー
010コーヒー

「手持ちのデジタルハード機材からの音に、アナログ感を追加したい」

…的な野望を持った私は、後半に記載されている「コンプレッサー」に着目。

目を付けてから完成まで、それはそれは長い道のりを経て、つい先日完成いたしました。

これまでの道のりはTwitterを見ていただくとして、

苦戦したポイントと、狙った成果は得られたのかについて書いていきたいと思います。

苦戦したポイント

部品集め

何から手を付けて良いのかさっぱり。

とりあえず、抵抗をたくさんメルカリでゲットできていたから完成したようなもの。

コンデンサ?トランジスタ?そんなレベルの知識でしたので、それは苦戦しました。

特にフットスイッチは近場の部品屋で見つけることができず、ネットでも案外高くて、結局セール品のスイッチで代用することに。(ここでも躓きがありました)

コンデンサは単位を読み違えて買ってしまい、恐る恐る数値の違うもので代用したり、

トランジスタは指定の物が無くて別のやつを代用したり、

ダイオードも指定の奴を見つけられなくて扇風機の基板から剥がしたの持ってきたりと、

それはそれはビビりながら作る羽目に…

パーツリスト…大事…

ケース穴あけ

リーマーがないので、手元の5㎜のドリル(と目の細かいヤスリ)だけで突貫。(涙)

リーマーも、適度なサイズのドリルも、金属用のヤスリも絶対あった方が良いです。断言できます( ;∀;)

配線

ここはご丁寧に「実態配線図」(表裏)「回路図」とがありましたので、そこまで苦労せずハンダ付け出来ました。

遠藤氏に感謝です。

ただ、1本だけ銅線の配線を忘れており、音は出るものの音色に変化がなかったときは泣きました。(すぐに気づいてよかったけど…)

狙った成果は得られたのか

こちらをご覧ください。

私の考えていた「アナログ感」は、以前の記事でも書きましたが「ローファイ感」でもあり、それが中音域に特徴があるので、

狙いには届いた、という感じです。

まだ単一の音源でしか試していないので、なんとも言えませんが、「複数の音源」⇒「ミキサー」⇒「コンプレ丸1号」⇒「オーディオI/O」⇒「PC」で、全体にまとまり感+ローファイ感が達成できればパーフェクトと言えます。

これは後日検証できたらと考えております。

ただ、併せて「ハムノイズ」という、ちょっと無視できない問題も出ているので、この対策も考えていかなくてはいけません。

最近幸運にもお安く「Volca Modular」もゲットできたので、そちらとのシナジーも楽しみです。

使用道具

Arduinoあたりから電子工作に目覚めつつありますが、今回もその時に使った道具たちが役に立ってくれました。その一部をご紹介。

リードベンダ―

やっぱり活躍。

セットもあった!

グルーガン

今回はDCジャック用の部品が基板実装用のものしか用意できなかったので、それを無理やりケースに固定しました。

その時に役立ったのがこちら。

LEDも穴にハメていただけなので、後ろからグルーガンで埋めておくと安心です。

なんならダイオードとかの絶縁とかにも使えそうですが、やり直しができなくなりそうで私はその用途では使いませんでした…

私は100均のものを使っています。

熱収縮チューブ

こういう工作には必須なのかもしれませんが、ダイオードや、他の部品と触れてしまいそうな箇所に使いました。

見栄えが良くなる気もするので、たくさんほしい。

私はヨドバシのプラモデルコーナーで買いましたが、アマゾンだとセットでたくさん入っていたので、こっちがお得かも。

内部に使用した配線

完全に「なんとなく」ですが、2種類の配線を使いました。

MVVS 0.3×1C(半端ケーブルのお買い得品)

5m200円で投げ売りされていたもので、なんとなく高品質そうに感じたので、音声が通りそうなところはコレを使いました。

シールドされていたので、そういう効果があるはずと信じて。

Amazonだと同じ感じの製品が5mで千円なので、お買い得でした。

KYOWA 耐熱ビニル絶縁電線 1015 AWG20 黄色

以前アナログシンセを自作した際にも使用した配線。良いのか悪いのか、素人にはわかりません(^^ゞ

今後

せっかくアナログ100%回路のエフェクターが手元にあるので、

今後はそれを通した音楽を増やしていきたいですねー。

あと、ちょっと頓挫している自作アナログミキサーも、今回の件でちょっと理屈が分かってきたはずなので、完成にこぎつけたい。

参考書籍

ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作【増補改訂版】 (シンコー・ミュージックMOOK)

とりあえず、これがないと始まりませんでした。感謝。

調べてみたら、増補改訂されていて、なんとディレイや真空管アンプなども作れるようになっているらしい!!

真空管ギターアンプの工作・原理・設計 B&W Edition

ちょっとお高いが、かなり評判。

Rock音!アナログ系ギター・エフェクタ製作集 (CQ文庫)

参考にはなるらしいが、ちょっと読みにくいらしい。

ギターマガジン 誰でも作れるギターエフェクター (リットーミュージック・ムック)

より初心者に向けて書いてくれているようです。

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