皆さんコンプレッサー使ってますかー!
最近コンプレッサーの事ばかり書いてるな…
Wavesに「Hシリーズ」というデジタルとアナログの融合を目指したプラグインのシリーズがあります。
MacBookだけで音楽制作が完結するご時世ですが、やっぱり「アナログ」への憧憬は世界共通のようですね。
このHシリーズは、1万ちょっとで4つのプラグインが収録されたバンドルが販売されているようですが、
私はそのうちのひとつ「H-Comp Hybrid Compressor」を無料でいただいて以降、ちょこちょこ使わせていただいております。
今回はコイツの魅力に触れてみようと思います。
H-Comp Hybrid Compressorとは
前述のように、アナログとデジタルの良い部分をひとつのプラグインにまとめたコンプレッサーです。
古き良き、クラシックな音色とキャラクター。Wavesのテクノロジーが実現する機能とフレキシビリティ。Waves Hybrid Lineは、アナログとデジタル、両者のその優れた点を一つのプラグインに結実したラインナップです。
https://wavesjapan.jp/plugins/h-comp-hybrid-compressor
「アナログライク」ということで、それだけでもうGOODな気がしますが、
他のコンプと何が違うのでしょうか。
※コンプの機能の「アタック」「レシオ」「スレッショルド」「リリース」は割愛します。
原音のMIXができる
サイトでも特筆されていますが、
GUI上右側に「MIX」という、リバーブやコーラスにあるようなノブが鎮座しております。
コンプかけた後に原音をミックスしちゃうってどうなんでしょうか。
ドラム鳴らしながらここを回すと、コンプの効き具合を調整している感じがしました。
ミックスというより、コンプの効かせ具合、という感じ?
原音のダイナミクスを残しつつ、コンプをかける便利ノブ。
ANALOGノブ
真空管コンプの特性を表現したセクション。
機能としては倍音のコントロールのようで、サチュレーションのような役割。
1で低域のノイズ、2~4で倍音成分が追加。真空管のぬくもりや太さを追加。
もう問答無用で最大値「4」にしたいところです。
3ぐらいから効いてる感じがし、4で柔らかなオーバードライブという感じ。
PUNCHノブ
コンプでつぶれてしまいがちな「アタック感」を復活させてくれる。
フルでかけると、特にハイハットのクリスプ感が復活、強調されます。
良き。
「LIMITER」ボタン
メーターの上のボタン。
ピークを超えないようにしてくれる。便利。
比較
正直とりあえずH-Comp通しておけば…という思考停止運用も可能でしょうが、
やはり他のコンプ同様、目的を持って入れ込みたいもの。
wavesのサイトに、リンクのような記事があり、
その中にリバーブの後に入れる方法が紹介されておりました。
え?リバーブのあとにコンプ入れていいの?
なんかダメな気がしてて、使ってませんでしたね…
元トラック
ベースやパッドを入れて、ドラムとぶつかる感じのトラックを用意しました。
リバーブ⇒コンプ
ドラムトラックだけREASONのRV7000の「ALL 1st Room」を通して、その後にH-Comp。
これだけだと何となくドラムトラックにルームリバーブって感じですが、こちらをお聴きください。
どうでしょう?
リバーブだけのトラックより、ドラムトラックのリバーブが強調されて聞こえます。
これを利用すると、のっぺりしたドラムループを、しっかりとしたスタジオで収録したような雰囲気を持たせることもできそうです。
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