おやっとさー!
カゴシマニアのFOOLです。
7月末に「ポンド円の下落が止まらない」と嘆きの記事を書きました。
あれからどう変わったのか?
明日の自分のためにまとめておきます。
※注意!※いつも通り、あやふやな知識、ネットの情報をもとに勝手に推理しているだけのアヤシイ記事です。投資の参考にはしないでください。責任取れません。あしからず。
あの後も下がり続けたポンド円
8月12日のピークボトムのとこまで、グイグイ下げました(ノД`)・゜・。
膨らむ含み損…一時はポンド円だけでマイナス8万とかまで…
その間の、私たちの心境をお察しください。
それも当然、イギリスは来る10月31日にEUを(合意なしに)離脱するわけでして。
ブレグジットが成った後、欧州の経済に予測不可能な事態が発生するだろうという政府の機密文書の暴露記事(yellowhammer作戦?)も英タイムス紙に掲載されたり…
流れるニュースも今年の7月24日に首相に就任したボリス・ジョンソン氏の強硬な発言ばかり…(氏は10月31日という期日にこだわりがあるようだ)
あの闇を抜けた?
前の記事では、含み損が3万もあって…
と嘆いていましたが、8月中旬あたりから様相一転。
この記事を書いている9月15日時点では135.201円と、
二か月前の同じ日と同額まで戻しています。
137円とかでロングしてしまったあの頃のカゴシマニア…
よく耐えたぞ!(ダメだけど)
FX情報サイトである「ザイFX!」さんの「直近24時間上昇率ランキング」にも
ポンド円が1.31%の数値で2位にランクイン!
果たしてこのままロングをポジションしていていいのだろうか?
何が起きたのか?
この値上がり(値戻し?)の正体をしっかり見極めないと、また
「あーあそこで利確しておけばー!」
と苦渋を舐めることになるのは必定。
しっかり事態を(できる限り)把握して、できればプラスにして手仕舞いとしたいと思います。
世界的な政治懸念の払拭
この動きには、世界的にポジティブなニュースが多かったことも影響しているようだ。
9月4日、香港のキャリー・ラム行政長官が「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を表明。その後香港株も急伸。その他のリスク通貨へも買いが入ったそうだ。
米中貿易摩擦を中心とした景気不安に刺した、一筋の光だったのでしょう。
日韓関係はちょっと暗中だけんども…
英議会の二転三転
この価格変動には、英議会の騒動が大きく影響しているようです。
労働党・野党連合として、首相の議会閉会阻止を優先。内閣不信任案提出は見送る。→ これを市場はプラスと判断。
8月27日、英ポンド/米ドル上昇。
8月28日、英国議会の公式ツイッターに、
「ジョンソン首相が議会閉会をエリザベス女王に要請」に関する記事が発表された。
これは結構前代未聞だそうだ。
9月2日(月)、野党連合(合意なき離脱反対派)が、緊急審議か内閣不信任案を提出。
ボリス氏怒る。
緊急閣議招集をかけ、首相官邸から「意地でも10月31日にブレグジット!」「EUにも交渉期間の再延長なぞさせぬ!」とスピーチ。
そこから緊急審議(SO24)→レトウィン卿の緊急審議 → 一時的(3時間だけ)に政府の主導権が野党へ(ボリス敗北)→ボリス、保守党造反議員21名除名→その中にチャーチルのお孫さん→お孫さん尊敬派の怒り・辞任→議席不足→ ボリス解散総選挙!→否決 →ボリスしょぼーん
9月5日、ボリスの弟も保守党を辞任。
「弟すら見捨てた人間に国を任せてよいのか?」的な論調が広がる。
9月9日、労働党の「EU離脱遅延法案」が正式に法律になる。
これで10月31日の合意なき離脱の可能性が大幅減。
おそらくこれがここ数日のポンド/円の上昇の大きな要因だと思うのだが、
そうするとこの値戻しはやはり限定的なもののような気がする…
今週はちょっと曇りなき眼で見定めて、しっかり利確していこうと思います。
(MACD〈週足〉的には売りサインに近づいている気がする…私見)
【予習】今後のブレグジット
どうやらポンドのロングは不安定そうなので頃合いをみて離れるとして、
後学の為に今後を予想してみます。
ネットを攫った感じ、大きくは4パターンに分けられるようです。
- ジョンソン政権が法律を守る【濃厚?】
- ジョンソン政権が法律を無視
- 解散総選挙実施
- ジョンソン辞任【薄い?】
1.法律順守
EUに対して交渉期間再延長を提案。
EUが受けてくれれば来年の1月31日まで一旦保留。
EUが認めなければ合意なき離脱、もしくは別の形での交渉、もしくはイギリス議会が内閣不信任案?
どちらにせよ不透明。(というかEU側は再三の延長要請に辟易している様子)
2.法令無視
裁判?
3.解散総選挙
国民の選挙結果次第。これまた不透明。
4.辞任
一番不透明。正直何がしたかったのかわからん人で歴史に名を残してしまいそう。
価格予想
…なんて私にできるわけがないのだが、見様見真似で線を引いたりしてみた。
とりあえず、支持線(抵抗線?)を抜けきって終わっているので、
取引が始まれば、また上がる?
水平線を引くなら、2018年8月13日の139.894円と年末年始の終値138.106円あたりを引いてみて、この間が次の目標値?
つまりカゴシマニア的には現在135円から、138円くらいまで?は上がると思ってていいのでは?と結論付けておきましょう。※あくまでも個人そして超絶素人のたわごとです。
FXサービス
カゴシマニアは楽天の「MarketSpeedFX」を主に使用しているのですが、
こちらのサービス「FOREX.com」もちょいと気になります。
特にチャート上に他の通貨ペアのチャートをオーバーレイできる点。
よくニュースや考察サイトでは「ユーロ/ドルではこうだが、ユーロ/円ではこうで…」とかの比較が頻繁に出てくる。
それをイチイチ開いたり閉じたりしていては、その関連性がスッと頭に入りづらい。
ゆくゆくはこうした特化型のツールなども検討してみたい。
参考サイト様
- ドルと円が下落、世界的な緊張緩和で ポンド上昇=NY市場 -ロイター通信
- 混迷のブレグジット…。短期再開となった英議会でボリス首相が喫した6連敗とは? ―『ザイFX』さんより
- 【分かりやすく解説】 なぜポンドが下がっているのか 鍵はブレグジット - 『BBC NEWS japan』さんより
コメント