ポンド円の下落が止まらない

チャート資産運用

以前から、クリエイターのための時間・創作資金捻出の思考訓練として、

「投資」を視野にいれてきました。

仮想通貨、あの頃が懐かしい…

実はここ数カ月、為替への投資もチャレンジしておりました。

※あやふやな知識、ネットの情報をもとに勝手に推理しているだけのアヤシイ記事です。投資の参考にはしないでください。責任取れません。あしからず。

為替の値動き

仮想通貨に比べれば、おだやかなものです(遠い目)。

あの一瞬で乱高下するチャートはしばらくもう見たくありません(涙)。

ですが為替は、株式とはまた違った、「トレンド」に大きく左右される印象を持ちました。

俯瞰してはまだまだ語れないので、今回はその中でも絶賛大失敗中の銘柄に絞って書いていこうと思います(己のハラワタを抉る気分で)。

ポンド円の下落が止まらない

現在いくつかのタイミングに分けてポジショニングしたポンド円のロングが8,000単位。

その評価損益がなんとマイナス3万円…

ここまで下がってしまった原因はなんなのか、悔しいので社会勉強がてら調べてみました。

(損切りのタイミングと時流を見誤った自分が一番悪いのは除く)

イギリスのEU離脱問題

チャートを見ると、どうも2016年初頭から下落の流れは始まっているようだ。

そこで何があったのか?

一番大きな出来事は「英のEU離脱問題」。

でもイギリスが正式に通知を出したのは2017年3月29日。

その頃のポンド円なんて全然チェックしていないけど、おそらく正式な通知の前から怪しい空気が漂っていたのでしょう。そういうのも色濃く反映されるのね(;´Д`)

※追記:2016年6月23日に、国民投票を行って、51%の僅差で「離脱支持」が票を集めたそうだ。そりゃ世界は不安になるわな…

何故にEU離脱?

その国民投票で(僅差ではあるが)EUから離脱すると決めたイギリス。

いまも結構強硬な姿勢な気がするけど、なぜそこまで意固地になるのだろうか?

難民問題

EUは「人、物、資本、サービス」の自由な移動を掲げている(らしい)。

2015年、「欧州難民危機」と呼ばれる社会的・政治的な危機が起きた。

中東やアフリカなどからの難民が、なんと100万人を超えたのだ。

(見ればポンドの下落もここから始まっているように見える)

私なんぞ頑張って語れるわけがないのだが、その背景には

  • シェンゲン・エリア
  • ダブリン規約

という制度があるそうだ。

シェンゲン協定

ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定である。

Wikipediaより

ダブリン規約

欧州連合(EU)加盟国といくつかのEU非加盟国における難民アサイラム申請の処理をどの国が受け持つのかについての規則を定めたものである。

Wikipediaより

要は「EUは国境間の移動が自由ですよー」という触れ込みと、「最初に難民が足を踏み入れた国が責任もって監督しましょうね」という決まりがあったのだ。

これがどう影響するのか、カゴシマニア的にはちょっとわからぬが…

現行EUの抱える問題

ユーロ危機や経済成長の鈍化、ギリシャ債務危機もまだ終わっていない。

そしてEUの官僚は選挙を経ていないエリート官僚。彼らに権限が集中し、かつ責任の所在はあやふや…

議会制民主主義でこれまでやってきたイギリスは、こういった非民主的なEUの有り様にも得心がいっていないのかもしれない。

イギリスの最高裁の上部組織として、EUの司法裁判所を据える…という話もあるようで、「法的植民地化」だという反発があるようだが、それも分からないでもない話だ。

移民問題

難民問題とは別に、イギリスへの欧州移民も問題だそうだ。

2004年~2015年までで、なんと300万人もの移民がイギリスへ移動しているとのこと。

社会保障や教育その他で自国民と同等の人がこれだけ増えれば、イギリス人は不安になることだろう。

かなり込み入った問題

色々と調べてみたが、どうやら一元的に断ずるような問題じゃないかも。

  • 若年層は残留支持、高齢者は離脱支持
  • イングランドで離脱優勢、スコットランドで残留優勢
  • そもそも大陸欧州と歴史的に微妙な関係
  • そもそも「ユーロ(通貨)」が抱える構造的欠陥
  • イギリスが抜けたらドイツが…

調べるほどに色々な理由がイギリスの離脱に関連しているように見える。

正直私程度の頭では全然理解できぬ。誰か助けて。

今後のポンド円はどうなる?

正直わかりません。

イギリスの離脱は「Brexit」と書き「ブレグジット」と読むそうだ。

ブレグジットが成った場合の為替はどうなるのだろうか?

ポンド安(円高)

あんまりワイルドに離脱してしまうと、「国としての」イギリスの信用は低下し、ポンドはさらに下がるだろう。

そうなると「イギリスのモノは安くなる」ので、輸出は伸び、観光も活性化すると考えられる。

が、イギリスの国際収支はここ30年つねに赤字だそう。

つまり輸入に偏っている。

そんななかでさらにポンド安となれば、「他国の製品が高くなる」ので余計に赤字がかさむ。

企業への悪影響

「合意なきブレグジット」だった場合、多国籍企業は様々なリスクが生じる前にイギリスから撤退してしまうだろう。

グーグル検索から

「イギリス 離脱 理由」で検索しても、2016年とか2017年とかのブログやニュースばかりで、結構最近の記事は少なく感じた。

みんな予想できていないのだろう。

今後のポンド円は、投資対象として非常にリスキーだと考えて良さそう。

どこまで下がる

ではどこまでポンドの価値は下がるのだろう。

よっぽどの事がない限り、通貨の価値はゼロにはならない。

が、その下限を予測するのは専門家でも難しそうだ。

現在1.2231ドル。

過去の安値は、

  • 1.1841ドル(2016年の国民投票後の10月の下落)
  • 1.0520ドル(1985年2月の最安値)

くらいで、これ以下はテクニカル的には目安がない。

となると、これらより下がった場合、「ここが底」となるまでだいぶ時間がかかると考えてよさそう。

以上、カゴシマニアの勝手な為替予想でした。

浅学・無知を承知で書きました。おかしな点、失礼な点あればご教授ください。

すぐ修正します(゚Д゚;)

2019.09.10追記:こちらの書籍、カゴシマニアは未見ですが、過去のデータ(この通貨ペアの最高値・最安値はこれくらい…とか)を知る事は、為替取引においてかなり重要だとわかってきた今日この頃。

キンドル版は0円とのことなので、キンドルユーザーはとりあえず目を通してみてもよいのでは?(Kindle持ってない人談)

参考サイト

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