DTMをやりだして、かれこれ5年目。
(もっと前から色々弄っていますが、Audiostockデビューが2017年だったので、その辺からカウント)
ここ数カ月で自分のコーヒーとセットにして(音楽は今のところおまけ)販売したいと考えているのですが、
曲ができない!!
これはDTM初心者ならずとも、皆が一度はぶつかる壁じゃないでしょうか。
私も数小節のスケッチみたいなものはたくさんある(数えたら135個もあった涙)のですが、
その中から完成できたのはわずかに40曲程度…
その中にはアレンジや長さが違うだけのモノもあるので、スケッチから完成する確率が30%程度…
しかしスケッチにすらならないことも、それはそれはたくさんありますので、
完成する割合は体感だと10%にも満たない気分です。
別に誰に頼まれたわけでもないのですが、「やらない」のではなく「できない」ので、
なんとか「できる」(完成度問わない)くらいのレベルにはもっていきたい。
YouTubeで「作曲の仕方」で検索。
ということで検索。
音楽のことだからか、気付けばYouTubeで検索してました。
ボカロやコード進行が分かる世界線、マイキさんの動画なども出てきましたが、
コード進行や音楽やる精神論的なところよりも、もっとこう
「とりあえずスケッチブック広げて、ココとココにこういう色をのっけて、んでココに影とハイライトいれたらクライアントの要望は達成してるから」
みたいな、カタチにする方法が知りたかったので、
ヒャダイン御大の動画が丁度そんな雰囲気でしたので正座して拝見。
これまでの自分のアプローチと照らし合わせて、改善していこうと思います。
イメージや課題があった方が圧倒的に楽
冒頭、このように仰っていました。
私は曲を作るときに、結構何も考えずに楽器を置いていって(REASONでいうところのインストゥルメント)、そこで適当に鍵盤を鳴らしてみて、そこから沸いたイメージでだいたいの曲のイメージを生み出します。
つまりはテーマが無い。
だから完結しないのかも…
お題があったら早い。
作る前にテーマを考えよう。
まずBPMを決める
1分の曲の依頼があったとして、BPMを決めると尺(小節数のことだろうか)が決まる。
グリッドを敷いておいて…グリッドとはなんぞや?
そこにありもののビート・サンプルを持って来て、
そこからピアノを触ってコード、場合によってはメロディを作るそう。
コードは無限だけど直感
インタビュワーのたなしんさんが素晴らしいことを質問してくれてます!
そう!
コードの組み合わせが無限!
この「無限」に殺された同志は星の数ほどいるはず…
それに対して、ヒャダインさんは「癖がどうしても出る」ともおっしゃっています。
「Cだったらテンション入れやすい」とか「A♭だと上がりがち」とか。
それから逃げるために、コンセプトがある場合は先に歌詞を書くこともあるそうです。
私は歌付きの曲は今のところ考えていないから、メロディ…ということになるだろうか。
先にイメージを考えることで、自分の癖を抑えるというアプローチをあるようです。
でもその作業は「0⇒1」の作業なので、熟成するために
- 散歩
- 料理
- サウナ
などなどで、自分のなかで「玉」を1個1個作ることをされるそうです。
そんでそれらの「玉」を作業場に戻って合体させるそうです。
そこで「パワーワード」や「キーワード」が出来たらもおう50%は完成したようなものです、とのこと。
経験は武器
最終的には「経験はやっぱりにありますね」とも。
皆さん苦しくとも、その経験は無駄にはなっていないですよ!
ただ、それゆえに予定調和にならないようには注意しているそう。
サウンドスケッチ
上記のような流れでおおまかに曲を形作っていかれるそうです。
いやー勉強になった!
ただ、自分は「曲の長さこれぐらいにしよう」とか「こういうコンセプトでいこう」という部分の選択が全然できていないので、ヒャダイン氏の方法論を真似つつ、もっと曲をカタチにする方法を模索していこうと思います。
「いや曲作れよ」と言われそうですが、それができないんですよー…
その原因はまた別の機会に探求するとして…
このあと、たなしん氏からヒャダイン氏へ、「ちょっと1曲作ってみて」的なお願いが出ます。
そこで使っていたのが名機「カシオトーン」。
てっきりちゃんとしたピアノとか、YAMAHAのMONTAGEとかのハイエンドな環境なのかと思いきや、
弘法筆を選ばず。
私はカシオトーンは触ったことがないのですが、楽器屋さんで見た限りではスタイリッシュ&ハンディなイメージ。
自分が使っているのが、KORG社のNanoKeyStudioなのですが、
正直「2オクターブしかないのはきびい!」と感じることが増えています。
私が作りたい曲はアンビエントっぽい曲なので、たぶんこれでも足りるのですが、
曲の構想を考える時、2オクターブしか押せないのは結構ストレスになっています。
出先でiPadとbluetooth繋ぐときの解放感は半端ないので、手放すつもりはないのですが…
故障して出力レベルが下がっているヤマハのCS2Xが納戸にあるんだけどなぁ…
カラオケで適当なメロディで歌う
これにはヒャダインさんも大賛成。
「それって作曲じゃないですか」という発言には、ちょっと納得。
「カシオトーンからリズムとかサンプリングして作っちゃえば、意外に形になんじゃん?」とも。
サンプリング大事。
たなしんさんは他にも、
上記の方々に色々インタビューしていらっしゃるそうなので、
このまま一気に見てみます。
皆さんも、生みの苦しみで生むこと自体イヤになっちゃわないよう、
きついときは楽な方法探していきましょう。
おまけ(FrederickSum2001の現状と未来)
「自分が一番曲をカタチにできていた時」を思い返すと、
iPadのGarageBandとか、AbletonLiveのセッションビューとかだとポンポン曲ができていた経験があります。
要はスケッチの数からも分かる通り、短いフレーズや4~8小節くらいの流れは苦労せずとも作れるんでしょうね。
まぁ欲を言えばSuiteが欲しいわけですが…
Abletonはいずれ導入したいDAWの暫定1位なのですが、
そうなるとREASON愛好家としてはREASONをVSTにするためにREASONのバージョンもアップしないといけないわけで…
音楽に投資できる金額もあんまりないので、しばらくお預けになりそうです。
手元にはNanoKeyStudioについてきたAbletonLive10Lite版があるので、
なんとかそれで食つなぐか…
追記
さっそく正座して見てきました。
11:01あたりからの音楽が生まれてくる感じ。
四の五の言わずに、こういう事を重ねて音楽ができていくのかもしれない。
冒頭に載せた動画の前編。
こっちも0⇒1という観点で非常に興味深い。
Toufubeatsさんの10分作曲チャレンジ。
時間で縛りをもうけて、「その時間で完成したものとする!」という大いなる流れに身を任せることも必要なのかもしれない。
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