愛用するDAWがRESONであることは、これまで何度かブログでも書かせていただきましたが、この度、ONE VINYL BEATSさんのご助力をいただき、動画でその魅力について語らせていただきました!!
ONE VINYL BEATSとは
私があらためてご紹介するまでもないのですが、【ONE VINYL BEATS】略して【OVB】とは、
【OVB理念】
https://twitter.com/OneVinylBeats 公式Twitterプロフより引用
・ビートメイクカルチャーの認知向上と発展
・ビートメイカー同士の新たなつながりの場の提供
【OVBの夢】
・日本で一番有名なコミュニティになる
・レコードの制作・販売
・OVBの組織化(ビートメイカーが制作に集中出来る環境の提供、制作依頼・販売などの管理)
なる理念を掲げた、今界隈で一番アツいメンツでいらっしゃいます!
私も過去SP404について書いた記事で、それと知らずに動画を引用させていただいていたり、
Twitterで偶然ルームに参加させていただいたり、
Ableton芸人やMPC芸人などの企画動画が私のハートにグサリと刺さったりしたあたりから
そこはかとないご縁を感じておりました。
それだけに、「REASONについて語ってみませんか?」とSilly BOYさん(OVB仕掛け人のおひとり)に声をかけて頂いた際は、後先考えずに「ぜひ!」と答えておりましたw
動画解説をさらに記事にする意味
まぁ
動画見てくれ!
以上!
というのが本音ですが、Silly BOYさんの的確な質問に、肝心の私が上手く応えられている気がまったくしないので、
ほんと、ちょっと補足、という感じで記事とさせていただきます。
この動画で私が伝えたかったコト+αが届けばいいなぁ…
REASONの良い所
もうこれだけ言えればOK!
動画でもテロップ付きで主張しておりますが、あらためて…
見た目
もう全てのユーザーがREASON使っている理由はこの1点に尽きると思うのですが、どうですか?
ご覧の通りのGUIこそがREASONのREASONたる所以だと思っております。
現物のハード機材(ラックマウントタイプ)をそのまま移植したような雰囲気の楽器やエフェクターが並んでいる様に惚れこんで、今日まで使ってきたようなもんです。
DAW本体に付属してくるものももちろんですが、
KORGの「Polysix」のREASON版があったり、
ただでさえ本体がモジュラーっぽいのに、「Complex-1 Modular Synthesizer」なるモジュラーシンセがあったりと、
追加できる要素を加えると、それはもう膨大なシンセの山です。
逆に「うわ!面倒い!」と思った人にはトコトン向いてないかもしれませんね。
触っていて楽しい
REASONのフリー版をゲットしたら、まずTABキーを押してみてください。
あとはもう好きなように配線しちゃってください!
この辺はハード機材好きにも共通すると思うのですが、機材を自由自在に繋ぎ、あなただけのシステムを簡単に作ることができるのです。
「このフィルターの開き具合をLFOでコントロールしたいなー」とか
「ここの変化とあそこの変化を連動させよう」とかが、それはもう簡単に実現できます。
曲作りよりも配線に勤しんでしまう輩が続出中!!
パワフルで軽い
これは他のDAWと比較した訳ではないので、ちょっと根拠が薄いかもしれませんが、
多数のトラック、インストゥルメント、エフェクトを立ち上げても、あまりCPUに負荷が掛かりません。
自分の環境では、ほとんどクラッシュしたことが無いです。
(Brainworx bx_oberhausenプラグインを使った際は、さすがに高負荷で動作が安定しませんでした。まぁあれは有名だし…)
それでいて、インストゥルメントによっては物凄いブッ太い音がするので、
「なんか音源追加したいなー」なんて曖昧な感じで物欲に突き動かされているあなたは、
REASONを導入すると、幸せになれるかもしれません。
初心者はいきなりREASON触るとDTMが嫌になるかもしれないから、
必ずフリー版から触る様に!
ミキサーがSSLっぽい
ミキサー部分がかの有名な「SSL 9000k」をモデルにしており、
…かっちょいいです!
実はこれは私自身良く分かっておらず、雰囲気の面が大きいのですが、
それでも魅力として上げさせていただきました。
実機を触ったことのない人間にも、豊富なパラメータと分かりやすい配置で、
トラック毎の微調整が感覚的に行えます。
ハードもソフトも、DTMやるなら見た目は大事!
REASONの微妙な所
良い所からすると大したデメリットではありませんが、「あえて」言うなら…
ピアノロールが使いにくい
これは私が他のDAWはAbleton Liteしか使ったことがないので、あまり大した検証はできていないのですが、昔から「REASONのピアノロールは使いにくい」と言われてきていました。
バージョンアップで少しづつ変わっているとは思いますが、大幅なアップデートは確かなかったように思いますので、ここは「相性」なのかもしれません。
まぁもともとが「楽器」で、「DAWじゃない」と開発者も言ってたし…
見た目で人を選ぶ
良い所その1と相反するのですが、多分人を選びます。
おそらく面倒臭そうに見えて、触るのも嫌だ!という人が一定数いらっしゃると思います。
こればっかりは仕方ない…
独自路線と言うかマイペースと言うか…
最新バージョンをして、VST3非対応、MPE非対応などなど、他のDAWに比べてアップデートのテンポがワンテンポ遅い気がするのは、プロフェッショナルな方からしてどうなのだろうか?
その反面、高画質化、外部プラグイン化(これは正当進化ともいえるが…)など、独自の進化論を持っているように感じるので、単なるフォロワーじゃない方向性を目指しているとも言えるか…
シェアが低い
これが一番のダメポイントかも…
MusicRaderのBest DAWs 2022では第7位。
国内のDTMブログのランキングではランク外の事多し!!(涙)
FL Studioの方が断然良い、という血も涙もない声多し。(涙)
ちなみにシェアはReason が 4%台で、
Ableton Liveが約20%だそうです。(血涙)
シェアが低くて一番困るのは、情報が少ないこと、この1点に尽きます。
Ableton Liveの動画と比べると、明らかにREASONの動画は少ない…
まぁその分オリジナリティが出せるともいえるので、いつかみんなで見返してやりましょう!
でも確かにAbleton Liveは使ってて楽しい!
価格比較
OVBさんすいません、動画で「安い」と言っていましたが、それは昔の話でした。
著名なDAWと価格を比較したので、参考にどうぞ。
DAW | スタンダード | デラックス | 補足 |
---|---|---|---|
REASON | $499(円安の今買うと7万弱?) | LiteからのUpgradeは$199 | |
Ableton Live | ¥48,800 | ¥80,800 | 買うならSuiteと言われるが、やはりちと高い |
Cubase | ¥21,120 | ¥37,620 | なんか値引きされてた |
FL Studio | ¥28,600 | ¥37,400 | Lifetime Free Updatesはデカい |
Pro Tools | $9.99 | $31.99 | サブスクしかない? |
Studio One | ¥11,000 | ¥42,900 | 最安値か |
ここでいう「スタンダード」は、「エントリーグレードの次のグレード」で、
「デラックス」は「一番高いヤツ」的な乱暴な分類です。
Abletonで言うと、「Introがエントリー、Standardがスタンダード、Suiteはデラックス」的な感じで見てください。
私の調べた範囲では、ぶっちぎりでStudio Oneのスタンダードグレードが安かったです。
1万円ちょいって破壊的やな!
デラックス版で一番安いのは「FL Studio」の3万円強。これに加えて「アップデート生涯無料」というのは、DTMを趣味にしたいユーザーにとってはめちゃくちゃコスパ良いのでは…(ウラヤマシイ…)
この中で言うと、我らがREASONは「高からず、安からず」なポジション。
私が勝手に意識しているAbleton Liveと比べると倍近い価格差がありますね。
私はKORG製品のソフトウェアバンドルでREASON Liteからアップグレードで手に入れたので、お安く手に入れられたのかもしれません。
本気で導入するならどこかでREASON Liteを手に入れて、アップグレードするのが最安値かと思います。
逆に、「えーDAWどれにするか悩むな―」と言う方は、必ず無料版を使ってみてから、ご判断ください!何度も言いますが人を選ぶDAWです!
おすすめユーザー層
最新のバージョンアップで他のDAWでVSTプラグインとして立ち上げることができるようになりました。
(そこ!Rewireあるじゃんとか言わない!)
なので動画でも話しましたが、個人的にはAbleton Liveユーザーにおすすめしたいですね。
Liveで立ち上げて、この強力な音源でループを作って、つなげて、曲にして、というワークフローを見てみたい、というのが個人的な気持ちです。
もちろんすでに他のDAWを使用している方にもおすすめです。
あとはハード機材好きだけど、たくさん買えない私のような方にも満足いただけると思いますよ。(その時はご一報いただければ、おすすめの無料プラグインとかお教えしますよw)
「Player」というラックを使うと、結構簡単に曲が作れるので、予算に余裕があるのなら、初心者の方、音楽経験皆無の方でも楽しく曲が作れるかもしれません。
ともあれ、動画や本記事を読んで、ちょっとでも気になった方は、
遠慮なくコメントくださいませ。
知ってる限りの事はお話できますゆえ!
REASONと一緒に使いたいMIDIコンたち
私はこの「nanoKEY Studio」付属のソフトウェアバンドルからアップグレードしました。
KORGの製品には基本ついてる?
※ご購入の時期や購入先で付属しない可能性があります。購入前にチェックをば。
REASONもフィジカルコントロールできて便利!
Akaiのコントローラーも相性が良さそうです。
私のイメージする完成形はこれ。
これとノートPCがあれば、もう無敵じゃないかと。
REASON13にアップデートしたよ!
参考サイト
- OVB公式Twitter
- Silly BOYさんTwitter
- REASON公式YouTube
- 解説動画のプレイリスト
- FrederickSum2001(私の音楽アカウント)のBandcamp(すべてREASONで作ったり、マスタリングしたりしております)
- REASON公式サイト
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