先日のマネタイズの話にも関係するが、
2014年初頭から、Youtubeでの動画配信を続けている。
当時は第1次ユーチューバー全盛期とでも言えそうなくらい、
「ユーチューバー」という単語をテレビやネットやSNSで見ない日はなかった。
今もなお小学生のなりたい職業ランキングの上位を飾り、
「好きな事で生きていく」という刺激的なスローガンは人々を魅了し、
誰もがそんな素敵な状況を夢見てさまざまな動画を投稿している。
かく言う私も、ツイッターから始めたWEBメディアを利用した活動の一環として、2014年頃からYoutubeアカウント「Kagoshimania.channel」を立ち上げ、主にラジオや鹿児島の解説動画・ゲーム実況などを配信している。
当初は動画編集のノウハウも機材もなく、
手探り状態での幼いコンテンツだった。
あれから丸5年。
振り返ってみると色々とわかったことがあるので、
まずは「実感編」と題してKagoshimania.channelが「感じたこと」をメインに共有していきたい。
※「対策編」は後日アップ予定。 アップしました!(2019年4月5日)
YouTuberへの道
アカウント作成当初から今に至るまで(そしてこれからも)、
このKagoshimania.channelでは俗に言うYoutuberを目標にはしていない。
してはいないが、一定のレベルに育つと広告収入が得られると聞けば、
マネタイズの一環として意識しない訳にもいかない。
著名どころのヒ◯キンやら2Br◯やらのチャンネルを拝見し、
その技術やらを盗もうとしていた事もある。
だが、これだけははっきり言える。
なんとなく動画を撮って、なんとなくアップしていて、
なにかが偶然バズって、気付けばYoutuber!
……なんてことは万に一つも起こりえないだろう
という事だ。
検索をかけると
「Youtuberの年収ランキング!」とか
「年収◯億!」など、
キャッチーな結果が上位を占める。
しかし、5年の間漫然と、しかしそれぞれは結構真面目に動画を上げ続けてきた身として、断言できる。
確かな目標と計画性(あとある程度の打算)がなければ、
Youtubeの収益化は難しい。
おそらくヒカ○ンや○Broも、
(傍目には見せぬが)物凄い努力と研鑽を積んだに違いない。
以下にその理由を考える。
そもそもYouTuberとは
YouTuber(ユーチューバー)とは、YouTube上にて自作の動画を投稿し、広告収入を得ている一定の集団を指す呼称である。
ニコニコ大百科より引用
2011年、運営会社が動画投稿者に対して広告収入を認める「YouTubeパートナープログラム」が開始された。それに伴って登場した概念が「YouTuber」である。
単にYouTube上にアカウントを持っている動画投稿者、というだけではダメで、おそらくだが世間的には広告収入のみで生計を立てている人間をそう呼ぶように感じる。
なにが難しいのか
「パートナープログラム」は過去2回の変更がなされており、
・2017年4月〜:総再生回数が10,000回以上でなければ参加できない
・2018年2月〜:過去12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上、かつ、チャンネル登録者数が1,000人以上が参加条件
……上記のように、年を追うごとにその条件が厳格化の方向に向かっている。
これの達成がまず難しい。
Kagoshimania.channelのアカウントの現在(2019年3月末時点)の状況を見てみよう。
1ヶ月(28日間)で、
- 再生時間1,960分 = 約33時間
- チャンネル登録者数 80人
これはパートナープログラム参加条件に対して考えると…
- 再生時間の達成率 0.83%
- チャンネル登録者数の達成率 8%
……5年でこれである…。
(このペースだと要件を満たすのに良くて60年、
最悪600年掛かってしまう……絶)
もちろん私たちのコンテンツの問題も多分にあり、
きちんと目標・計画を立て、ターゲットを絞り込んだり、
先達の知恵を真似したり…
……などなどやるべきアプローチをやっていない問題も大いにある。
だが、5年間、決して手を抜いた訳でもなく、
やれる範囲でやってきたひとつの結果だと思ってみていただきたい。
なんとなく動画を上げているそこのあなた。
そのままだと何世代先にYouTuberになれるかわかりませんぞ!
それでもYouTubeに動画をあげる理由
ではなぜKagoshimania.channelでは、そんな収益化まで程遠いYouTubeに動画を5年も上げ続け、いまもそれを辞めないのか?
それは一言では説明できないが、
大きく分けると以下の3つの理由が考えられる。
- 視聴者と、映像を通じた双方向のコミュニケーションが取れる
- まだ見ぬユーザーとの出逢いの場
- 編集=映像にまとめる事で思考の整理になる
以下、それぞれの理由を考察してみる。
視聴者との双方向コミュニケーション
ここまで続けられた最大の理由がこれだろうと思う。
というか、偉大なアーティスト達やクリエイターも口を揃えて
「あの頃は小さなライブハウスで、客が2〜3人しかいなかったっけ」とか、
「一握りのファンの声援があったからここまでこれた」とか、
「やっぱライブが最高だぜ!」など、
自伝やらで仰っている。
それだけ、モノを産み出す側にとって、受け取る側の「声」が大きな原動力・モチベーションになるんだろう。
それをこの5年間、僅かでも実感できたのは大きな財産だし、
後発のクリエイター達にも「そこ大事にして!」と伝えたい。
まだ見ぬ仲間たちとの出逢い
2017年、YouTubeの月間視聴者数は15億人を超えると公式からの発表がなされました。
なんと単純計算で、地球人の5人に1人がYouTubeで動画を見ているのです!
アメイジング!
つまりはそれだけ色々な人が「YouTube」という場所に集まっているのです。
人の多いところに、人は集まるもの。
そんなまだ見ぬ明日のカゴシマニアや、ローカルクリエイターファンとの出逢いに期待している部分も多いにあります。
実際この5年間で動画を通して得た合縁奇縁は数知れず、
こういうカタチの出逢いには、動画撮影や編集、告知の労力を割くだけの価値があると踏んで、今日に至ります。
思考整理=思考の映像化・可視化
ここからはちょっと強引かもしれませんが、ご参考まで。
「WEBラジオ」や「ゲーム動画」と称してはいますが、その中には……
- 音声
- 写真
- キャプション(字幕)
- 音楽
- 効果音
などなど、実に様々な要素が折り重なって
Kagoshimania.channelを盛り上げてくれております。
これらは、ともすれば時の流れとともに忘れ去られていっていってしまう、
刹那の「状況」が記録されています。
「ゲーム実況」であれば、初めて遭遇したイベントや作品のテーマに対するリアクション、
「ラジオ企画」であれば、一つのテーマでも実に様々な意見や価値観があり、
会話の過程で思いがけない方向へと展開することも。
そうした「その場、その時でしか生まれなかったであろう瞬間」が、
動画として残すことで後から振り返ったり、懐かしんだりできる。
そうした「映像資料」「思考の可視化」という部分も、
これまで続けてきて、少なからぬ価値があるなと感じました。
※もちろんただただ惰性で作った動画にはあまり価値がない場合もあるでしょう。それならそれで、反省材料としての価値も…というのは詭弁でしょうか汗
まとめ
YouTubeに動画を上げることには、金銭以外にもいくつかのメリットがあることを、実情を交えてお伝えしました。
ですがマネタイズの一環としては、正直まったく結果に結び付いておらず、
抜本的な改革が必要なのは火を見るよりも明らかなKagoshimania.channel。
そこで次の記事では、「対策編」として、
どうすれば収益化に結び付くのか?に的を絞って共有したいと思います。
伸び悩むアカウントをお持ちの同志諸君。
お楽しみに。
written by Tatsuya
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100本上げた。
この記事を最初に書いた2019年4月より1年半…
気付けば動画の数が100本超えてました。
コメント
[…] Youtubeを5年続けてわかったこと【実感編】 何事も計画が大事という事か… […]