こんにちは!
今回は、当ブログでも良く検索されている3万円台のオーディオインターフェースで最も人気の高い3機種、「Steinberg UR22C」「MOTU M2」「Focusrite Scarlett 2i2」を徹底比較します。

結局どれを買えばよいのだ
という方に、具体的な判断材料をご提供できればと思います。
この記事を読めば、どのオーディオインターフェースが自分にとって最適かが分かります!大切なのは、あなたの「用途」!でも個人的にはUR22Cの汎用性は捨てがたい!
3機種の基本スペック比較
まずは、基本的なスペックを比較してみましょう。
製品名 | UR22C | MOTU M2 | Scarlett 2i2 |
---|---|---|---|
価格帯 | 3万円前後 | 3.2万円前後 | 2.8万円前後 |
サンプリングレート | 192kHz | 192kHz | 192kHz |
ビット深度 | 32bit | 32bit | 24bit |
マイクプリアンプ | D-PRE | ESS Sabre | Scarlett |
ディスプレイ | なし | カラーディスプレイ | なし |
バスパワー | 対応 | 対応 | 対応 |
MIDI IN/OUT | あり | あり | なし |
3者の違いを徹底検証
サンプリングレートやバスパワー駆動などはどれも共通しているので、3者を比較する際にポイントとなる点について検証してみる。
プリアンプ性能
UR22C:D-PREプリアンプ搭載。特に中低域の表現が秀逸
Yamahaが開発した「D-preアンプ」は、特に低ノイズでクリアな音質に定評があります。クリーンで清涼感のあるサウンド、広い周波数帯域がカバーできることと高いダイナミックレンジから、音源の種類を問わず柔軟に対応できます。
特にボーカルやアコースティックギターなどの録音において強みを発揮します。
一方で、「冷たい感じ」「中、低域が弱くて痩せた感じ」と評されることもあり、ダイナミックマイクでは力不足との声もあるようです。
その点をカバーするために、コンデンサマイクとの併用を推奨する声が目立ちます。

だからセットのマイクはコンデンサマイクなのか
MOTU M2:ESS Sabreプリアンプ採用。クリアで解像度の高い音質
「ESS Sabre DACチップ」は、音質の明瞭さやダイナミックレンジの広さから高く評価され、オーディオ界隈でもフラグシップマシンに搭載された実績もあります。最近のモデルでは、音質の向上が見られ、自宅のオーディオシステムにおいて非常に魅力的な選択肢となっています。
特に低音域に定評があるようで、ボーカルは生き生きとした印象になるようです。

UR22CのD-preアンプとは対照的な感じがしますね

だから良く比較で検索されるんでしょうね
Scarlett 2i2:Scarlettプリアンプ。クオリティと価格のバランス
そのバランスから、多くのミュージシャンやエンジニアに好評で、特に低ノイズ性が評価されているようです。ただ、少し物足りなさもあるようで、一部のダイナミックマイクでは表現力に欠ける、とジャッジされることもあるようです。

この辺は好みなんでしょうね。
特徴的な機能
UR22C:dspMixFXで最大限に性能を発揮

DTMをやっていくと、どうしてもたくさんのエフェクトを使います。
そうなると遅延やPCへの負荷が気になりますね。
そこでオーディオインターフェース内蔵のプロセッサを利用できる「dspMixFX」が光を放ちます。
リバーブやコンプレッサーなどの基本的なエフェクトの処理をUR22Cに任せてしまい、レイテンシーやPCへの負荷を最小限に抑えることができるのです。
これはDTMをやり進めるうちにプラグインが増えてくる頃に、じわじわ有難くなってくる機能と言えるでしょう。
MOTU M2:VUMeter完備&価格帯で最高スペック?
パッと見のビジュアルで、他機種と一番の差であるVUメーター。
これが録音の時に非常に便利!
リアルタイムで音量の確認が「目」でできるので、調整が簡単です!

分かりやすいは正義!
Scarlett 2i2:初心者も安心「オートゲイン」やFocusriteの豊富なソフトウェア群
オートゲイン機能とクリップセーフで、ほぼ自動的に入力信号を調整してくれるのは、DTM初心者にとっては非常にありがたい機能です。
また、前面のノブは可変抵抗(こんな言い方しないか…)ではなく、ロータリエンコーダーとなっており、セレクトした機能をコントロールできます。
これが斬新で、Selectを数秒押し続けることでふたつのエンコーダーがリンクされ、同時に調整ができるようになります!これはステレオ入力のレベルをそろえる際に非常に便利です。
さらに、Forcusriteといえば高品質&高性能なプラグインが有名ですが、それが最初からバンドルされているのも嬉しいところです。
用途別おすすめ機種
どれも一長一短ありますので、使う用途別に購入候補を分けた方がよいでしょう。
DTM制作向きにおすすめ 🏆 UR22C
- 安定したドライバー
- 癖のない音質
- dspMixerFxでDSPエフェクトが使える
ギター録音におすすめ 🏆MOTU M2
- 音質
- 視認性の高いメーター表示
- 豊富な入力ゲイン
配信用途におすすめ 🏆Scarlett 2i2
- オートゲイン、クリップセーフでゲイン調整が楽
- マイクとセットのパックは最安値(3万台)
010Coffee的 各機種のデメリット
UR22C
- インジケーターが必要最小限(PEAKしかない)
MOTU M2
- 同価格帯では最高値
- 費用対効果に疑問あり(もう少し出せばワンランク上の機種が視野に…)
Scarlett 2i2
- MIDI端子がないのはいかがなものか(MIDIキーボードが使いにくい)
- MACユーザーは導入注意(レイテンシーを下げる設定をAppleSiliconマシンに導入する手間)
まとめ:どれを選ぶべきか
予算最重視なら
汎用性で選ぶなら
音質に妥協したくないなら
これら3機種はいずれも長くユーザーに利用された実績がある優れた製品です。
この記事で解説した特徴を参考に、ご自身の用途に最適な1台を選んでいただければと思います。

コメント