REASONで作る 808的 ベースライン

REASONで作る 808的 ベースライン

ヒップホップ好きなら一度は聞いたことのある単語。

808

「ヤオヤ」「エイトオーエイト」「ハチマルハチ」…呼び名も様々。

これはかつてRoland社が世に放ったドラムマシンで、そのローファイでドープなサウンドが、巷のトラックメイカー達を虜にした…

ってとこまではよく聞きますが、実物を触ったこともなければ、

「あーこれ808ぽいわー」とかなるまで耳が肥えていない不肖FrederickSum。

私が愛用するDAW「REASON」の開発元「プロペラヘッド社」が、YouTubeで

「808 Bass Lines」なる動画をアップしているようなので、これを機に勉強がてら「808的」とは何たるかを勉強していきたいと思います。

全部やると(自分が)大変なので、とりあえずは前半5分ほどをここで追いかけましょう。

参考動画

毎度、クオリティ高くて脱帽っす。

今回はこちらの動画を参考にさせていただきましょう。

Roland TR-808とは?

初めに言っておきますが調べだすとキリがありません!

あくまで概要とするなら

Roland社が1980年に発売したドラムマシン。

色々な理由があってアナログな手法で作られた結果、そのサウンドがしばらくしてから様々な音楽シーンで使われ、数々の名曲や伝説を生み出したスーパーミラクルドラムマシン。

もちろん販売は終了しているので、現物はプレミアム。

これを模したサウンドは今も様々なメーカーから送り出され続けている…

だめだ、まとめきれねぇ

要するにその唯一無二のサウンドがクリエイターを虜にし、世に数々の名曲を生み出したスーパーマシンなんだと認識しておけば良いでしょう。

808 bass line とは?

さて、そんなドラムマシーンである808だが…

昨今のチャートから聞こえてくるサウンドはアナログな打楽器の音ではありません。

動画中でもAdRock御大fromビースティ・ボーイズが言ってますが…

「ボーン!」

なのです。

…失礼。

新しい・アツいサウンドを生み出すことにどん欲なクリエイターどもは、ただのリズムマシーンとして808を使うだけに飽き足らず、そのキック(バスドラム)音のディケイを不自然に長くすることで疑似的なベース・サウンドを鳴らすことを思いついたのだ。

しかし今を輝く若きクリエイターの多くは(当然)オリジナルの808に触れたことはない。

by the time 808 basses became a defining staple of trap music, most of them had evolved from relying on the long decay of an 808 sample to being created using modern synths and plugins.

動画中の説明分より

808ベースがトラップミュージックの定番となり、そのほとんどは808サンプルの長いディケイに依存していたものから、最新のシンセとプラグインを使用して作成されるように進化しました。

010lab意訳

数多の創意工夫を経て生まれた808ベース。

これはREASON上でも比較的簡単に再現できます。

808感のあるベース・サウンドの作り方

トップクリエイター曰く

Key Wane氏(半端ないレベルのサウンドクリエイター)もREASONユーザーらしいんですが、そんな氏曰く

「SUBあるでしょ?あれのキックを載せるとさらにハードだよね。「Dirty South」ってやつなんだけど。そいつを俺は「Scream4」で微調整してるね。カラーが出るんだよ。」

動画中のKeyWane氏の言葉を勝手に意訳

やり方は簡単。

  1. REASONのブラウザーで「Dirty south」と入力
  2. 出たきたファイル「Dirty South Sub」を開く(SubTractorが立ち上がります)
  3. そこに「エフェクト」デバイスから「Scream4」を選択。
  4. お好みのサチュレーションを加えてどうぞ。

…と、あっけないくらいシンプルです。

稀代のクリエイターが言ってるんです、素直に使わせていただきましょう。

もしビヨンセにとって申し分ないのであれば、

多分私たちにとってもそうだろう。

動画中のKelly Rolandのお言葉より。これマジで?

実地訓練

さて実践。

動画の音源を聞いてください。

昨今よく耳にするLINEのBGMにしてるとモテそうなトラップっぽいトラック。

ベースが抜けてますね。

ここにバチっとハマる、808的ベースサウンドをこれから作ってまいります。

サウンドメイキング

動画の2:21以降、実際に音源を組んでいきます。

  1. コンビネーターとラインミキサー6:2を配置。(この組み合わせはよく使うらしい)
  2. Keyさんの言った通り「Dirty South」(SUBTRACTOR)をミキサー下に配置。(リリースを少し下げときましょう=鳴り過ぎないように)
  3. これで重低音は出るけど、小さいスピーカーとかの為にも、より上の音域まで響かせたいので「Pulveriser」を使ってサチュレーションをかける。具体的には一度初期化し、「DIRT」ノブ・「SQUASH」ノブで調整。
  4. もっとキャラクター出したいのでサチュレーション。「Scream4」を追加・初期化し、諸々のユガミタイプを試します。(ここでは5番目のテープをチョイス)その後中央部のEQで微調整。
  5. もっとサチュレーションを!
  6. Softubeのサチュレーターがなんとフリーでダウンロードできるので、ダウンロードして入れ込みます。(リンクは参考サイト欄)少しノブを回すだけで太くなるはず。
  7. 最後に「Audiomatic Retro Transformer」を加え、「Bottom」スイッチをオン。

以上で動画5分あたりまでの工程は完了です。

英語だとややこしい(REASONはさらにUIもややこしい)ので、難しく感じましたが、やってみると全然簡単ですね。

まとめ

以上が動画の冒頭5分間あたりまでのレッスンでした。

一応ここまで組んだCombinatorファイルも置いておきますので、「さっぱりわからんが808ベースは必要なんや!」という方は持っていってください。

808ベースサウンド -by010lab-

おすすめアナログドラムマシン

Volca Kick

コンパクトなボディからは信じられない図太い音。

ぜひヘッドホンで。

Volca Beats

「Kickだけじゃ足りんわ!」という方はこちら。

温かみのあるサウンド。

DrumBrute

最近気になるArturiaのハイエンドアナログドラムマシン。

「The アナログ」なウォームなサウンドと、リアルタイムパフォーマンス機能も搭載されててこれさえあればアナログな音源は充分なのでは。

Volca Drum

私も使っておりますVolca Drum。

こちらはデジタル音源ですが、アナログをモデリングした回路を搭載しており、

デジタルとは思えない図太い音が出せます。

一方、界隈では「Volca Noize」と言われるくらいのノイズマシンとしての地位もジワジワ確立中。

参考サイト

DTMカテゴリの最新記事