先日、とある上場企業の経営者の方と10分だけお話する機会をいただきまして、その話の中でその中で読んでらっしゃる本がこちらだったので、早速読みました。
初めての電子書籍デビューでもありました。
ITバブル前後の歴史がリアルにわかる!
これが一番面白かったかもしれない。
イッパンピーにはあんまり関係なかった(気がする)ITバブル。
あれの前夜から、勃興、衰退までを、
孫正義、三木谷浩史、熊谷正寿、村上世彰、ホリエモン、藤田晋…
錚々たる当事者たちが鎬を削りあう様が描かれます。
下手なフィクションよりも手に汗握りました。
みんな判断力強すぎるよ怖ぇよ…
起業家は「決断」の連続
日々連綿と続く「決断」の嵐。
ITビジネス勃興の背景にあった資金調達の潤滑化。
おかげさまで事業の舵切りやM&Aの判断タイミングもシビアに…
これに耐えているだけでも、すでに常人の域を超えていると思います。
孫さんのホワイトボード契約とか、あれって3日くらいしか経ってないよね?
3日で「よし数億円だそう!」とかの決断って、
普通の人だったら胃腸が取れちゃうよね?
宇野康秀さんマジ苦労人
この人は前述したITバブルの寵児たちとはちょっと毛色が違う。
生き馬の目を抜くような、判断力がスーツ着ているような人とは違う。
どちらかというと、そういう時代に翻弄され続けた、泥臭い経営者に見えた。
大阪有線先代社長の残した、不当なビジネスと大きな負債。
それを受け継がねばならかった背景。
M&Aしたばかりの会社の大幅な評価損で銀行から罵られる日々。
こんなの耐えられません。
「決断」というものが知りたい人におすすめ
ひとりで3社も上場させるとか、
赤字が確定している会社なのに最初から従業員が300人いるとか、
そういう規模の「決断」はおそらく普通の人の前には現れません。
ですが、
そんな私たちの前にも自分にとっては物凄い大きな「決断」を迫られる時はかならず来ると思います。
そういう時に、この本を読んでいると、
その「決断」に良い影響をもたらしてくれると思いました。
感想
「決断」に必要なもの。
要は「やってやる」という気概。
そして決断した以上はやり遂げるという「覚悟」の問題なんじゃないかと。
でもやっぱり三木谷さんとか孫さんとかは、また全然違うモノサシで動いてそうだから、なにかそういうオススメの本があれば誰か教えてください。
余談
この本で初めて電子書籍デビューしました。
アプリはiPhoenデフォルトアプリの「book」。
どのアプリが良いか分からなかったので、とりあえず「デフォルトなんだから、購入して読めないとか無いでしょ」くらいの気持ちでした。
結果、確かに読みやすく、通勤電車ないで3日くらいで読み終えました。
iPhone11の綺麗な画面と相まって、ノンストレス。
ですが…
いかんせん蔵書が少なすぎる!
「次何読もうかなー」と思っても、読みたい本がないのです。
なので私は「book」はこの一冊で卒業。
Amazon Kindleアプリへと流れたのでありました。
先日親しい方へのプレゼントに、Kindle本体をプレゼントしました。
iPhoneユーザーはアプリと悩むところですが、もし本体買おうと思っていらっしゃる方は、どうやらキッズモデルが穴場らしいです。
特に機能制限もなく、カバーまでついててしかも安い…
ちょっとポップ感あるので、渋い男性にはアレかもですが、
そういうの気にならなければキッズモデルでkindleデビューというのも悪くない選択肢かなと。
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