【検証】Volca Modularの疑問点その1「DUAL LPGとは?」

DTM

22年9月に導入したものの、1作品仕上げて以降、その可能性の大きさからなんとも持て余している『Volca Modular』。

特に億劫になる理由が「DUAL LPG」の存在だ。

今回はその機能を検証してみたいと思います。

010コーヒー
010コーヒー

言葉の意味は分かる。だが分からん!

DUAL LPGとはなんぞや

Low Pass Gateだという事は、開発者インタビューを拝読したのでなんとか知っている。

フィルターとヴォリュームが合体した的なモノで、

  • ノブを絞る=音量が小さく、高い音が聞こえにくく
  • ノブを開く=音量大きく、高い音も聞こえるように

こんな変化をします。

Volca Modularには、2系統のLPGがついています。

左のは分かる。上記のように音が変化する。

だが、もう一系統はなんだ?触っても音が変化しないじゃないか!

試しに左のLPGを絞り切ります。こうすると何も配線しないと音が鳴りません。

そして上のシートのように、右のLPGの真ん中(Level Input)にWoggleの「Stepped」を繋ぐと、こんな音が聞こえます。(紫は無関係でした)

ちょっと音量注意
波形も何も、ほんとにクリックノイズ。

SOURCEを繋ぐ

次に「Source」のOUTPUTを繋いでみます。

この際、「Modulator」(Sorce Outputの左側。シートの赤線)をつなぐと「RATIOノブ」で音程が変わる音が鳴ります。

「Carieer」(Outputの左側。シートのオレンジ線)をつなぐと「FOLD」・「MOD」ノブで音色が変わる音が鳴ります。(ものすごい音が小さく、かつ何故かATTACKも長い?)

010コーヒー
010コーヒー

うーん、、、奥が深い…

音が小さい

いずれにしても、左のLPGを開き始めると、音量が全然違うので、そのままだとメインの音に埋もれてしまいます。

それを回避するために、「SPLIT」を使用します。

先の「Modulator」「Carieer」のからの出力を「SPLIT」に入力し、そこから出力を分岐させ、

左の「LPG」にふたつとも入力します。

これで音量がアップします。(理由は良くわかりません)

この際、最終的には音が二つ出力されているようなので、左右のLPGを開いたり閉じたりすることで、簡易的なミックスみたいなことができます。下のSouncCloudがその模様です。

問題発生!

上記までを書いたのがなんと2年前なのですが、久方ぶりに下書きを仕上げようとModularにパッチングしていると、上記のように繋いでも同じ状況が再現できない問題に直面してしまった。

遊んでいる最中に、戯れにPO-35の出力を「CV-In」に繋いでしまったことが原因?

とにかく単純にオシレーターOUTを2番目のLPGに刺しても音がしなくなってしまった。

正しい解決方法かは不明だが、公式サイトの「キャリブレーション方法」というのを試してみて復活した。同様の状況に陥った方は参考にされたい。

FrederickSum2001
FrederickSum2001

Bastl Kastleを繋いで遊んだりしていたので、壊したかと焦った…

Dual LPGを使い倒している兄貴発見

まずは動画をご覧いただきたい。

私がこんなに悩んだDUAL LPGを(DUAL LPGだけを)使って、素敵なサウンドパッチを紹介してくれている神兄貴を発見。

FrederickSum2001
FrederickSum2001

コメント欄にも私のようなLPG迷子がたくさん…

2番目のLPGとは…

今回この「LPG」をいじっていて分かったのが、私の理解を妨げていたのは「2番目のLPG」だということだった。

1番目(左に配置されている方)は、何もパッチングしなくても、とりあえず時計回りに回せば音が大きくなり、逆は小さくなるので、一般的なフィルター的な感じで直感的に理解しやすい。

だが、2番目(右に配置されている方)はただ回すだけでは変化がないのだ。

よく見ると、2番目のLPGには配線がされていないような表示になっている。

Volca Modular Dual LPG 2
1番目にあるような白い線が、出力側にしかない

これが盲点だった。

つまり、2番目のLPGには、何かしらの入力をして初めて効果があらわれるのだ。

次回予告と宣伝

もうひとつ、Volca Modularで苦手としている機能がある。

それが「FUNCTIONS」セクションだ。

これを次回掘り下げていきたい。

新曲アップしました!

YouTubeとBandcamp、SoundCloudにVolcaModularを使用した新曲をアップしております。アンビエントな雰囲気を楽しんでもらえたら嬉しいです。

参考記事

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