「歯ちゃん、世界は美しいねェ。」
本書帯より
おやっとさー!
カゴシマニアのFOOLです。
みなさんはもうファンタスティックワールド、読みましたか?
「ファンタスティックワールド」とは
リイド社のWEBサイト「トーチ」で連載されていたWEBコミックです。
地球空洞説を大胆に取り入れた快作!
巨大なバケモノや不思議な生物が生息する森に
一人さびしく生活していたビコと歯ちゃんによる壮大なる冒険活劇。
第18回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員会推薦作品。
『THE BEST MANGA 2017 このマンガを読め!』(フリースタイル刊)第5位。
http://to-ti.in/product/fw より引用
ひらのりょうさんという方の作品で、FOOLが衝撃を受けた作品のひとつです。
「ひらのりょう」とは
著者のひらのりょう氏については、動画を作りましたのでこちらをご覧いただいてもよいかと。
詳しくは動画と重複するので割愛しますが、
誰しもが経験する若かりし頃の葛藤や悩みを抱え、
真摯にそれと向き合った氏のお言葉には、
クリエイターならずとも響くものがあります。
何がすごいのか?
これも動画でまとめましたので、お時間ある時にどうぞ。
動画では色々喋っておりますが、
要約するなら
- 色彩表現
- パッション溢れる描写
- 一貫して描かれている「愛」
…でしょうか。(個人の見解です)
押し寄せる色彩の波
とにかく開くページ開くページの彩りが鮮やか!
その表現を眺めているだけでも、嬉しい気持ちになります。
こればっかりは実際にご覧いただき、存分に感じてください。
躍動感!
一見するとアンバランスなキャラクター描写は、
全体で見た時に驚くほどの調和をみせます!
すみません、これは言葉では表現できません(;’∀’)
一貫して描かれる様々な「愛」
動画でも強調しておりますが、
カゴシマニア的にはこの作品のテーマは「愛」だと考えております。
それも「恋愛」や「好き嫌い」の範疇に収まらず、
「あこがれ」や「友情」「慕情」、「期待」「プライド」などなど、
様々な言葉で表現しうる、
ポジティブな何か…
それらが混然一体となりつつ、しかしはっきりとこちらに訴えかけてくる。
そんな作品であると感じました。
(※個人の見解です)
こういう人に読んでほしい
クリエイターはもちろんのこと、
冒険好き、サスペンス好き、SF好きの方にもおすすめできます。
常識がぶっ壊され続ける展開なので、哲学的な思考が好きな方には特におすすめです!
新しい刺激を求めている人に。
既刊ご紹介
カゴシマニアはまだ第1巻しか入手しておりません。
調べてみるとKindleでも読めるようですが、これはぜひ紙の質感込みで味わっていただきたいなぁ…
第1巻
彩り鮮やかな表紙が目を引きますが、こんなの序の口ですよ。エピソード1から怒涛の展開過ぎて、「これ本当に1巻分なの??」と驚きます。200pオーバー。読み応えもばっちり。
第2巻
カゴシマニア未入手。ですが過去にトーチでうっすら読んだ記憶が。怒涛の展開っぷりは健在だったことは確かです。早く読みたい…
定価は3000円近くしますが、しっかり・ずっしりとした装丁とこの色彩を考えれば妥当ではないでしょうか。
どうしても気になる場合は、中古もいくつか取り扱いがあるみたいです。
あなたの想像力を強烈に刺激してくれること請け合いです。
また、「こういう本もあるよー」という情報もお待ちしております。
それではー(/・ω・)/
written by FOOL
補足編
これだけじゃ全然伝えきれなかったので、細々したところは補足編を書きましたので、そちらをご覧あれ。
参考サイト様
- 『FANTASTIC WORLD』第2巻 動画
- GIF MAGAZINE CREM ひらのりょうインタビュー
- 第18回文化庁メディア芸術祭 受賞作品一覧
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