OSC=オシレータとは

DTM

どうも、FrederickSumです。

シンセサイザーで音作りをするにあたって、最も基本となるであろうオシレーター。

Wikipedia様によると…

発振回路(はっしんかいろ、英語: electronic oscillator)は、持続した交流を作る電気回路である。その原理により、帰還型(きかんがた)と弛張型(しちょうがた)に分類できる。電波の放射や、ディジタル回路におけるクロックパルス(コンピュータ(またはデジタル回路)が動作する時に、タイミングを取る(同期を取る)ための周期的な信号)の発生が代表的な用途であるが、それ以外にも、電子回路の動作の基準となる重要な回路である。

Wikipedia “発振回路”より引用

…だそうで、技術屋じゃない私は正直まだよくはわかりませんが、DTM・シンセサイザーを触る身としての体感は音そのものを発信する場所という感じでしょうか。

今回は初心に返って、このオシレーターについて考察してみたいと思います。

※以前記事を書いたシンセアプリの「Lorentz」を主に用いての考察になります。

波形

「Lorentz」のオシレーター部

ではLoretzのOSC=オシレーター部を見てみましょう。

左から

  • SAW
  • PULSE
  • SUB
  • NOISE

と書かれています。

よく見るとその隣に記号が描かれていますが、これがその「波形」を意味しています。それぞれ…

  • のこぎり波
  • パルス波(矩形波の一種)
  • サブオシレーター(形状から察するに矩形波。音に厚みを出す)
  • ノイズ

を意味します。

それぞれどのような音か?
こればかりは書くよりも聞いた方が早いでしょう。

実際に聴いてみる

以下に色々なシンセのオシレーターを鳴らした動画を用意したので、まずはお聴きください。

同じ波形でもシンセによって特徴がありますね

シンセサイザーによって若干の違いはあるものの、それぞれの波形がどのような印象を持っているかお分かりいただけたと思います。

動画にもあるように、上述した以外にも

  • サイン波(sine)
  • 三角波(TRIANGLE)
  • 矩形波(パルス波はこれの1種)

などがあるという事が分かります。

特徴

少し知っているだけでも、ずいぶん音作りが楽に。

実際に聴いていただいたので、その印象だけで十分なのですが、

あえて特徴を書くとするなら、

  • ノコギリ波 = 高音域の成分が多い(LPFの影響が大きい)
  • 矩形波 = 昔のゲームの音
  • 三角波 = 丸みを帯びた音
  • サイン波 = シンプル。THE 音波

といったところでしょうか。

専門的に書くと、「倍音が…」とか「周波数が…」とかなるようですが、
その辺はまだまだ勉強不足なので割愛。

用途

ノコギリ波

これぞシンセシスと言える、波形いじりの王道。

EDM隆盛のこの時代、ゴリゴリのベースラインやリードなど、多種多様な場面で用いられております。

エディットし甲斐があるので、「シンセで音作りしたい」と考えている人は、まずこの波形を選択しましょう。

矩形波

チップチューンも人気ジャンルのひとつですね。

レトロファンタジーな“あの”音色を再現するには欠かせません。

RPGのBGMではよくアルペジオで用いられている?

三角波

丸い印象(これは倍音が少ない為)があり、「ベースライン」や「PAD」系の音色に向いているでしょう。

サイン波

三角波よりさらに柔らかい印象をもちます。

「PAD」系や穏やかな感じのメロディーラインに良さそうです。

参考例

チップチューン的な曲が作ってみたくて、矩形波バリバリで作ってみました。

0:50あたりの、ちょっと神殿的なところがお気に入りです。

まとめ

これまでは「なんとなく」で取り組んでいた音色作りも、

それぞれの波形の特徴・得意分野を把握しておけば、

「作りたい音が作れない!!(ノД`)・゜・。」

……と、暗礁に乗り上げることも減るはず。

それではまた。

written by FrederickSum2001

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