DAW『REASON』レビュー

DTM

※REASONは2019年10月をもって「REASON11」へ進化。
そしてPropellaHead社は「REASON STUDIO」へと名前が変わりました。
最大の変化はREASONそれ自体のVST化。つまりお気に入りのDAWでREASONを開いて使えるようになったということ。先祖返りしたということでしょうか。

独自路線を貫く職人DAW
あなたはご存知でしょうか

どうも、FrederickSum2001です。

皆さんはDAWはどういったものをお使いでしょうか?

昨今はフリーソフトでも充分曲が完結できたり、
モバイル環境でも優秀なソフトが出てきたり…

もはや群雄割拠どころの状況ではなくなってきております。

ちなみに私はこれまで「XGworks」(古い)や「MU.LAB」
最近ではiPad Proを導入したことから「GarageBand」「KORG Gadget」など、(ちょっと偏りがあるかもですが)いくつかのDAWを利用してきました。

そのほか有名どころといえば、

  • Pro Tools
  • Ableton Live
  • Cubase
  • Logic Pro
  • FL Studio

などでしょうか。

ですが、こういった「DAW おすすめ」的な検索で調べても、なかなか上位に浮上してこない(違ったら失礼)、ちょっと変わったDAW(こう表現するのも昔は微妙だった)が、今回書こうとしているPropellahead社「REASON」です。

「Propellahead社」とは

スウェーデン発の変態企業(誉め言葉)Propellahead社は、94年に創業。
なんとあの「Nord Lead」やスタインバーグの「Cubase」の開発者が居たという、発足当初からのモンスター企業(誉め言葉)なのです。

音楽ソフトウェアの開発に注力しており、「ReCycle!」や「ReBirth RB-338」など斬新かつ完成度の高いツールは、様々なシーンでの音楽制作を強力にバックアップしてくれております。

そんな奴らが2000年に世に放ったソフトが「REASON」だったのです。

「REASON」とは

Propellahead社が2000年に「REASON」を発表した当初は、

「スタジオラックを模したGUIを備えた『ソフトウェアシンセサイザー』」

でありました。

今もその際立った特徴は変わりませんが、
どちらかと言えば「REASON」=「シンセサイザー」という側面が強かったのです。

それが徐々に行われたシーケンサー機能の強化と、
2013年のバージョン7へのアップデートでMIDI出力へも対応し、
DAWとしての側面を強めつつあります。

かくいう私もそのルックスに惚れて、学生時代に一度「REASON」をインストールしたことがあります。

(当時は全く使いこなせなかった…)

この「ハードウェア的な」インターフェースが最大の特徴。
見ているだけでインスピレーションが沸いてきます。

REASONでは上記写真のような、ラックマウントタイプのモジュールを組み合わせることで楽曲を形作っていきます。

ラックには大きく

  • インストゥルメント
  • エフェクター(読んで字のごとし)
  • ユーティリティー(シーケンサーやアルペジエイター)
  • Player(後述)

の4種に分けられます。

「インストゥルメント」はその名の通り「楽器」で、

  • サンプラー
  • アナログシンセサイザー
  • ドラムマシン
  • ピアノ音源

などなどが揃っており、それぞれをハードウェアのようにケーブルで繋いで、好みのサウンドを作り上げていきます。

ガジェット好き・アナログシンセ好きな方々には堪らない外観でしょうが、
苦手な方にはトコトン苦手な印象を与えてしまうようで、
この点が好みを分けてしまっているように感じます。
(ちなみに私はこの外観にしてやられたくちです)

しかし、難解そうな見かけに反して、それぞれのインストゥルメントの特徴をしっかりと把握すれば、驚くほど快適に作曲ができることに気づかされます。

このあたりさすが変態企業(誉め言葉)!と思い知らされます。

↑Amazonでは10のパッケージ版しか見当たりませんでした。楽天市場では「11への無償アップデート可」と謳われた商品がありました。

REASONで何ができるのか?

色々と実験がてらやってみました。

REASONで曲作ってみた

手っ取り早くどんな雰囲気のソフトなのか見たい方はこちら。

音色チェック

複雑さが取り沙汰されがちですが、シンプルにピアノだけの音源も。

ハウスビートをメイクしてみた。

ドラムマシンやアナログライクなシーケンサーを搭載していることから、ハウス方面の方にも人気のソフト。

大本の動画にならってハウスビートを刻んでみました。

太いベースサウンドを作りたいんじゃ!

プリセットだけで事足りる…なんてことはあり得ませんね。

REASONではアナログ的な手法で、太いベースサウンドを作ることができます。

AudioStockにて、楽曲の販売も行っております。
ご興味があればぜひ一度ご視聴ください。

written by FrederickSum2001

参考サイト様

コメント

  1. […] みんな大好きREASONのRackExtensionにもあった! […]

  2. […] 長年ソフトウェアオンリーで作曲してきましたが、 […]

  3. […] なので私の愛用するDAW「REASON」にて環境を簡単に再現してみました。 […]

  4. […] これまではDAWオンリー(&MIDIキーボード)でDTMをやってきました。 […]

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